ふと空を見るといつでもポッカリと
雲が浮いていますよね。
社会人になってしまうと、
空を見ることが減ってしまいがちです。
しかし大人になって空を見上げると
なんとなく雲って上下で
2つになってる気がしませんか?
うすーい雲が上にあるのに
その下をモワッとした雲が通り過ぎて
空が不思議な感じになっています。
実は雲にもいくつかの種類があり
大きく分けて2種類に分けられます。
強い気流で流され、
一気に冷やされて面積や大きさ、
広がっていく方向が
縦に成長したものを
対流雲
ゆっくりした気流で流され、
徐々に冷やされて面積が大きく
横に成長したものを
層状雲
といいます。
ゆっくり冷やされて横に広がれば上の方に
一気に冷やされて縦に広がれば下の方にと
雲がいる場所も全然違うんですね。
しかしこれは実際に雲の名前には
関係はしておらず
雲がどこにあるか、
雲がどんな形か
この2つで雲の名前が変わります。
つまりどうやってできたかは
あまり関係がなく、
どこにある雲かが問題になってきます。
だからこそ雲の名前は独創性に富んでいて
形状によって見たとおりの名前が
多くあるんですね。
雲の種類で冬によく見る雲って?積雲(下層雲)や乱層雲(中層雲)!
雲は気流や風、気圧などで
その姿を変えていきます。
そのため、雲によっては
季節限定でしか見ることができない雲や
年中見ることができる雲などが
あるんですね。
夏に見られる積乱雲などは
季節限定の雲の代表です。
では冬の空でよく見かける雲には
どんなものがあるのでしょうか。
冬限定!という雲は残念ながら無く
日常的な雲がほとんどです。
ご紹介するのは2種類
「わた雲」と言われる
「積雲」
と
雨雲の代表
「乱層雲」
です。
積雲は絵で描く時に1番見られる
白くて綿のような雲のことです。
比較的下の方で見ることができ
風ですぐ形を変える雲です。
形は違えど、白くて綿に似ているものは
ほぼ積雲と思っていいでしょう。
積雲が晴れの日の代表なら
乱層雲は雨の日の代表です。
色が暗く、積雲よりちょっと上にできます。
太陽を隠すほどしっかりとした作りの雲で
雨の日が薄暗いのもこの乱層雲の習性、
と言えそうです。
雲の種類で珍しい雲って?レンズ雲、飛行機雲、穴あき雲、尾流雲!
基本的な雲のことがわかったところで
今度はちょっと変わった、
珍しい雲を見ていきましょう。
見られればラッキー!なものから
いつも見てるあの雲まで様々です。
まずは
レンズ雲
この雲は山の上層近くで
よく見ることができる、凸レンズ状の雲です。
山の上が強風である時に雲が形変えて
凸レンズのように形を変えたものなんですね。
時折複数個重なって現れることもあり
傘が傘をかぶるように見えます。
山登りの好きな人はよく見る雲です。
続いては
飛行機雲。
これは誰もが一度が見ている雲です。
なんといっても飛行機のエンジンから
出ている水分が雲になったもの。
つまり数少ない人工の雲の1つです。
長い時間残ると雨と言われるのは
上空の水分の量が関係している
というわけです。
穴あき雲
というのは、
雲の中で一箇所だけ穴が空いているという
不思議な光景の雲です。
上空で氷になることができなかった
雲の一部に飛行機などが通ると
ここの部分だけが一気に凍って
雲の部分に穴を空けます。
ちょっと想像しにくいですが
空気の入ったペットボトルを冷やし
衝撃を与えると一気に凍るという
科学実験を思い出してください。
急に凍ると当然、重力で下に落ち
落ちるときの衝撃で穴が空くと
考えるとわかりやすいでしょう。
ちなみに日本ではあまり見られない雲で
アメリカ、ロシアなどでないと
見ることができません。
最後は
尾流雲(びりゅううん)。
なんとも不思議な雲の形で
雲の底の部分から地上に向けて
尾を引いたように雲が伸びています。
めったに見られる雲ではないので
見られたらラッキーです!
まとめ
雲には珍しい種類が沢山あります。
それこそ毎日空を見ていないと
すぐに見られなくなってしまうものばかりです。
気候がどんどん変わりつつある
地球上では様々な雲が
日々登場しています。
もしかしたら今見ている雲も
めったに見ることができない
珍しい雲かもしれませんね。