さまざまな効果や栄養素から
「スーパーフード」と呼ばれる食品の中でも、
代表的な存在が「キヌア」です。
キヌアのカロリーは、100グラム当たり
374キロカロリーです。
白米の場合は、100グラム当たり
356キロカロリーとされています。
100グラムといえば、軽めの茶碗一膳分です。
そのため、キヌアも白米も、
カロリーの点ではそれほど変わりはない
ということができます。
この点だけ見ると、あまりダイエットには
効果が無いのではないかと
思われてしまいがちです。
そもそもキアヌとは、原産地は
南米のコロンビアからボリビアにかけての
アンデス山脈です。
ヒユ科アカザ亜科、アカザ属、
擬穀類(ぎこくるい)に分類される植物です。
白米もキヌアも、保存されているときには
乾燥した状態です。
そこから火を通すことで水を含んで
食べられる状態になります。
食べる状態のカロリーとして重要なのが
「どれぐらいの量の水を含むか」
ということです。
水は基本的にはゼロカロリーなので、
水を多く含めば含むほど、
100グラム当たりのカロリーは
少なくなるという計算になります。
では、キヌアと白米では、
含む水の量にどれぐらいの違いが
あるのでしょうか。
白米の場合、水を含むと元の量の
二倍になると言われています。
つまり、食べる状態でのカロリーは
100グラム当たり168キロカロリー程度になります。
一方キヌアは、なんと水を含んだ場合、
乾燥した状態よりも4~5倍の大きさになります。
そのため、同じ100グラムでも
含まれているカロリーは120キロカロリー
とかなり低めです。
キヌアの驚異の効果効能を徹底解析!スーパーフードと呼ばれる理由!
キヌアはさまざまな栄養素を含んだ食品です。
たとえば、カリウムは白米の七倍以上あります。
カリウムは身体の中に溜まった塩分を
排出するために非常に重要な栄養素です。
もしカリウムが不足していると、
身体の中に不要な水分が溜まり、
むくみや冷え、水太りの原因となります。
しかし、カリウムは日本人に不足しがちな
栄養素でもあります。
そのため、キヌアを取り入れることは
水分による体重増の解消に役立ちます。
また、カルシウムやマグネシウムなど
ダイエット中に不足しがちな
栄養素が多い点も魅力です。
さらにキヌアは身体のエネルギー消費を
促すビタミンB群や、老廃物を排出して、
腸内環境を整えることで
身体に脂肪を付きにくくする食物繊維も
非常に豊富に含まれています。
これらの栄養素を取り入れるためには、
通常は複数の食品をバランスよく
食べることが必要になりますが、
キヌアなら一種類でダイエットに効果的な
栄養素を摂取することができます。
ダイエットの大きな問題が
空腹によるストレスでしょう。
もしストレスが強すぎると、
耐えきれなくなって暴飲暴食に
走ってしまうこともありますよね。
そのため、ダイエットのための食品には
どれだけ満腹感があるか
という点も重要になります。
キヌアは水を含むと大きく膨張する
という特徴がありますが、
白米などに比べると少ない量でも
きちんと食べたという満足感を
得ることができます。
そのため、他の食品に比べると
低カロリーに抑えられるだけでなく、
ダイエットにつきものの空腹のストレスを
予防することにもつながります。
キヌアの効果的な食べ方やそのスーパーフード一日の摂取量はどれくらい?
ダイエットにさまざまな効果を
発揮してくれるキヌアですが、
日常生活にはどのように取り入れると
よいのでしょうか。
キアヌを食べる方法としておすすめなのは、
お米の代わりに主食として食べる方法です。
ダイエットを行う場合には、
主食をどうするのかというのが
非常に重要な問題になります。
白米の場合は、血糖値が上がりやすいこともあり、
できるだけ控えたほうがダイエットには効果的です。
またパンを主食にするのは、
脂質を取りすぎてしまうことから
あまりダイエットには向いていません。
キヌアであれば主食の代わりに食べても
低カロリーで脂肪にも変わりにくいため、
ダイエットには最適です。
キヌアを摂取するときには、
一日20グラム程度を目安にしましょう。
20グラムというと、非常に少ないように
感じるかもしれませんが、
キヌアは非常に吸水率の高い食材です。
水分を含ませて炊き上げると、
100グラム程度になります。
まとめ
今回は、キアヌについてお話してきました。
ダイエットの強い味方して、
海外セレブからも支持されている
食材のキアヌは、日本でも栽培が行われており、
今後はますます注目が高まると
予想されています。
まだ試していないという方は、
ぜひ毎日の食事に取り入れてみては
いかがでしょうか。