桃の節句

ひな祭りは女の子の成長を願う大事な行事…いつかは知ってますよね?

 

あかりをつけましょ ぼんぼりに

お花をあげましょ 桃の花

五人ばやしの 笛太鼓

今日はたのしい ひな祭り

 

お内裏様と おひな様

二人ならんで すまし顔

お嫁にいらした ねえさまに

よく似た官女の 白い顔

・・・。

 

失礼、つい二番まで歌ってしまいました。

ひな祭りは女の子の成長を願う大事な行事

女性にとっては子供時代の大切な

思い出となります。

ここでひな祭りについておさらいしましょう。

 

ひな人形はいつから飾るの?

まずは答として、

「いつからいつまで」という

明確な決まりごとは存在しません。

統計としては立春の2月4日頃から

中旬にかけてが良いとされています。

 

ひな人形を早く出したり

遅くしまったからといって

お嫁に行けなくなるなど

問題になる事はありません。

 

長くお飾りを楽しんだりする事も

大切ではないでしょうか?

 

ひな祭りをいつから飾るか分かりました…では由来は如何ですか?

 

ひな祭りの由来は?

ひな祭りの由来には諸説存在します。

そんな中で

中国のもともとは厄払いの行事であった

【上巳の節句(じょうしのせっく)】

これが日本に伝わり変化をしていった、

というのが有力な説です。

 

厄払いの行事であった上巳の節句では

邪気を自分の身代わりである人形に移し、

それを川に流して厄を払うという行事でした。

この行事は長く続けられましたが、

続けていくうち流す人形が豪華になっていき、

人々は流すことをやめ家に飾ることになります。

 

これがやがてひな祭りになった、

といわれています。

ちなみにひな祭りが女の子の成長を願う

3月3日に定められたのは江戸時代から、

といわれています。

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ひな祭りの歌が悲しいのご存知?ひな祭りの由来を理解したので番外編

 

ひな祭りの基本については

ご理解されたかと思います。

ここでは初めにわたしが歌った

歌について解説を。

 

ひな祭りの歌が悲しい?歌詞に込めたメッセージ

 

・その一

ひな祭りに歌われる

「うれしいひな祭り」という曲、

作曲をされたのはサトウハチローという方です。

彼には大好きなお姉さんがいました。

とても器量が良く嫁ぎ先も決まった18歳の時に

彼女は結核という当時では不治の病で

亡くなってしまうのです。

【お嫁にいらした ねえさまに 

よく似た官女の 白い顔】

これは2番の歌詞なのですが、

サトウハチローさんが亡きお姉さんを想い

この曲を作曲されたことがわかりますね・・・。

 

・その二

【お内裏様と おひな様 二人ならんで すまし顔】

この歌詞の部分、さらっと聴きながすと

「あぁ、おとこ雛とおんな雛が

すまして座っているんだな」

と想像する人が大半を占めるかと思います。

ところが、この歌詞の意味を調べてみると・・・。

お内裏様とはおとこ雛とおんな雛のふたりを指し

おひな様はひな人形全てのこと

指す意味になります。

 

つまり、この部分の歌詞は間違っていて

正式には「お内裏様 二人ならんで すまし顔】

となりますね。

わたしもお内裏様が二人を

指す言葉とは思いませんでした。

 

まとめ

 

最後に雨水(うすい)の日と

おひな様の関係について。

 

雨水の日におひな様を飾ると・・・?

雨水(うすい)とは春が近づき山々の雪たちが、

雨となり大地に降り注ぐ日として

農耕の仕度に使われていました。

水の神様である弥都波能売神(みつはのめのかみ)は

農耕の神様としても奉られていて、

また、安産の神様としても知られています。

 

雨水の日は毎年の2月18日あたりです。

この日におひな様を飾ると

良いご縁に恵まれるとのこと、

皆さんもぜひお試しになってみては

いかがでしょう?