笹の節句

七夕由来を学ぼう!これ皆んな七夕のこと?…笹の節句…星祭り…五郎節

 

七夕の由来って本当は笹の節句

というのはご存知ですか?

 

例えば3月3日は桃の節句ですし

5月5日は端午の節句というのと

同じ様に、同じ数字の奇数月は

もともと中国で節句と言われていました。

 

日本にもこの文化が広がって

七夕に使う笹の葉がそのまま

節句の名前になったんですね。

 

他の言い方にも五郎節や星祭り

という言い方があります。

特に星祭りは、元ドイツ兵の日本文化論や

宮沢賢治の銀河鉄道の夜でも使われています。

 

元ドイツ兵の文化論では、

星祭りと七夕は同じものであり、

特定の飾りをつけた道具を用いて行う

といった内容の文章が書かれています。

 

銀河鉄道の夜では、物語の舞台が

星祭りの夜の出来事の話であり

天の川や星が車窓から見えています。

 

名前は違えど、古くからあったお祭りで

ほぼ日本全国で行われていた

ということがわかりますよね。

 

元々七夕は中国では五色の紙を

魔除けとして飾り、

織姫が技芸の達人であったことから、

技芸の上達を祈願するというお祭りでした。

 

日本でもその方法でお祭りが広がり

最初は貴族や武家の家で行われてきましたが

江戸時代になり、徐々に民衆に広まって

今の七夕を飾る形式になったということです。

 

七夕で私の願い事を書くにはこの短冊じゃ短すぎ?願い事TOP5

 

それでは皆七夕にはどんなお願い事を

書いて飾っているのでしょう。

まずは正統派のお願いから見ていきましょう!

 

1位・家族みんなが健康で過ごせますように

まずはやはり家族の健康ですよね。

やはり皆が健康で過ごせるのが一番!

 

2位・毎日楽しい生活が送れますように

こちらも大きなお願いではないかもしれませんが、

切実に普通である日常が送れるといいですよね。

 

3位・宝くじが当たりますように

これは切実なお願いですよね。

宝くじ、ちょっとまとまった額

言ってしまえば1億当たってほしい!

 

4位・夫婦・家族円満に過ごしていけますように

ご夫婦の平和は家庭の平和。

まずは自分の家が快適であることは

皆の希望ですよね。

 

5位・日本や世界がもっと平和になりますように

今様々な争いや諍いが起こっています。

そういったものがなくなって

戦争も貧困もない世界が来ると良いのですが…。

 

と、ここまで多いお願い事をあげてきました。

しかし子供に書かせると…

 

テレビのヒーローになりたい!

○○が欲しい!

などなど、書いても書いても書ききれない

沢山の望みを持っています。

お願い事って考えてみると

結構沢山あるものですよね!

 

七夕のお飾りは手作りで織姫彦星様をお迎えしよう!由来も学んだし

 

さあ、七夕の由来も見てきたので

今度は笹の葉に付ける飾りについて

見ていきましょう!

勿論飾りにもそれぞれ意味があるんですよ!

 

紙衣(かみこ)「裁縫の上達」

吹き流し(ふきながし)「裁縫の上達」

この2つは織姫にあやかって、

織物の道具を表した飾りなんですって。

 

巾着(きんちゃく)「金運上昇と倹約」

金運上昇だけでなく巾着を締めて倹約に努めます!

という意味なんですって。

 

投網(とあみ)「幸運をたぐり寄せる」

網の形をしており、幸せを手でたぐり寄せ

網で魚を取るように一生食べ物に

困らないようにという祈願もしています。

 

屑籠(くずかご)「倹約と清潔」

こちらも倹約をするということと

周囲を清潔にし、無駄にものを粗末に

しないようにするという意味です。

 

折り鶴(おりづる)「長生きを願う」

もうこれは言うまでもないですね!

つるは長寿の印で、一家で一番

年長の人の年の数飾りますよ。

 

織姫と彦星(おりひめとひこぼし)

「永遠の愛」

これは七夕のお話からもわかるように

ずっと変わらない愛を表しています。

 

他にも様々な飾りがありますので

もっともっと飾りたい!

というときは更に調べて、

飾りを増やしていくと

笹が楽しくなりますよ!

 

まとめ

 

七夕の由来は、元々中国のお祭りで

技芸の上達と魔除けを目的とした

お祭りでした。

 

それから日本に七夕が広まり

江戸時代から、今のようなお願い事を

笹に飾るお祭りになりました。

 

古くからずっと続いているお祭り。

それだけ織姫と彦星も長い時間

愛が尽きることもないと考えると

なかなかに凄いお祭りですよね。