笹の節句

七夕飾り、1つ1つの形に意味がある!?夜空を見上げて、星に祈りを!?

 

七夕とは、天の川を隔てて

会うことができなくなった織姫と彦星が、

1年に1度だけ会うことができるという

星物語が有名な日です。

 

毎年7月7日の夜に、願い事を書いた

色とりどりの短冊や七夕飾りを笹の葉につるし、

星に祈る習慣が各地で広く行われています。

七夕飾りに込められた願いは、

それぞれの形により意味が違います。

折鶴(千羽鶴)

長生きできますように。

吹き流し

織姫に供えた織り糸を表しており、

紙風船やくす玉に五色のテープを

貼り付けたものです。

折り紙を輪にし、等間隔に切れ込みを

入れて作る場合もあります。

織姫にちなみ、裁縫が上達するように願います。

網飾り

網飾りは魚を捕る漁網(ぎょもう)を

表しており、大漁を願います。

財布(巾着)

折り紙を財布や巾着の形に折って飾ります。

また、本物の財布を下げることもあります。

金運の上昇を願います。

神衣・紙衣(かみこ)

神衣・紙衣は、紙で作った人形、

もしくは着物を飾ったものです。

裁縫が上達し、着るものに

困らないように願います。

人形に災いや穢れの身代わりに

なってもらう意味もあります。

くずかご

七夕飾りを作るときに出た紙くずを、

折り紙で折ったかごに入れてつるします。

整理整頓や倹約の心を育む意味があります。

短冊

五色の短冊に願い事を書いて飾ります。

七夕はもともと機織りや裁縫の上達を

願う行事のため、物が欲しいという

願い事ではなく手習い事の上達を願う方が

良いとされています。

 

七夕飾りって簡単?鶴を折ったり、財布を作ったり、あるものを上手に使う!

 

幼稚園や小学生の子どもがいるご家庭では、

毎年飾り付けをするところも多いことでしょう。

子どもと一緒に作れる七夕飾り工作の

作り方をご紹介します。

 

あみ飾り

https://youtu.be/TNmHVqfDmpw

出典元:yadokari722

 

この作り方ではハサミを使用します。

文房具屋には3才児(幼稚園)から使える

ハサミが売られています。

指先を使うことは子どもさんの

脳の発達にとても役立ちます。

折り紙を折って切るだけで作れる

綺麗な工作は、幼児の発育のためにも

おすすめのお飾りです。

 

提灯(ちょうちん)

https://youtu.be/bLbD2Ftbyck

出典元:ばぁばの折り紙チャンネル

 

提灯を飾りにするのは、

日本の七夕流しという伝統からきています。

カッターを使って切っていますが、

こちらもハサミを使うことで

幼稚園児のお子さんでも作ることができます。

芯の部分から折り紙で作っていますが、

トイレットペーパーの芯などに

綺麗な紙を貼っても作ることができます。

 

紙を円形にするのは幼稚園児には難しいですが、

紙を貼るのであればゆっくり

取り組ませてあげればできるお子さんも多いです。

 

提灯の持ち手部分が細く細かい作業になります。

幅を太くして、全てやらせてあげるのも

良いですし、細くしたいという子どもさんには、

ママが少しだけ手伝ってあげるのも良いでしょう。

臨機応変に、子どもさんの成長に合わせた

アレンジをしてあげてください。

 

七夕飾りの製作は、飾りの意味を知る事から始めよう。短冊に願いを込めて!

短冊飾り

https://youtu.be/DbI5ck9R0S8

出典元:ばぁばの折り紙チャンネル

 

三角に切った折り紙を少しだけずらして

折ることで、着物の襟ができます。

下の短冊部分はあとから切って

貼り付けるだけで簡単に作れます。

 

星のお祭りなので、それにちなんだ

デコレーションをするのもよいでしょう。

頭の星の飾りは100均パンチを利用して、

金色の折り紙で作ります。

織姫と彦星のお顔は、

子どもに書いてもらったり、

丸型シールなどを利用したりして

貼るだけでもよいでしょう。

 

願い事を書く短冊は5色と色が

決められています。

また、元々は願い事なら何でも叶うわけでは

ありませんでした。

使う5つの色は五行説にあてはめた五色で、

緑・紅・黄・白・黒です。

中国の自然哲学から生まれた

5つの色とされています。

 

まとめ

 

今回は、七夕飾りについてお話してきました。

最近では、七夕は季節の変わり目を

祝う年中行事として広く知られるようになりました。

 

しかし最近では、伝統的な方法で

四季の移ろいを愛でることは

少なくなってきています。

 

夏の訪れを感じる七夕の夜に 

七夕飾りと短冊で彩を添え

夜空をお子さんと一緒に見上げながら、

星に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。