こんにちは。
突然ですが、この日本には「春分の日」
それから「秋分の日」という祝日があって、
これらは二十四節気に含まれて云々・・・。
さらに春分、秋分に対応する夏冬の節気
といえば夏至、冬至です。
・・・。
これから夏至や冬至に春分や秋分について
説明するつもりですが、その前に・・・。
夏至。
コレを読んでみてください。
そこのキミ。
・・・。
なるほど「かじ」ですか。
それでは皆さん次のページをめくってください、
まずは読み方からいきましょうか。
まずは夏至の読み方から(夏至冬至春分秋分)…かじ●●%かい●●%他…
「夏至」の意味をご説明しようと思いましたが、
まずは読み方からお話した方がよさそうですね・・・。
いやいや、間違えは誰にでもあるので
気になさらず(笑)
特にこの「夏至」を「かじ」と読み間違えた人は、
間違えた人たちの全体の半数近くになります。
「夏至」の正しい読み方は「げし」になります。
本来、昔の暦の中では圧倒的に
「夏」を「か」と読むことが多いのです。
それでは何故「夏至」の場合は
「げし」と読まれるのでしょうか?
それは、中国の「漢」から伝えられたものなのか、
それとも「呉」から伝えられたものなのか
という点から判断できます。
漢音は中国の北方系の読み方で
奈良時代の頃に伝わりました。
呉音は中国でもこちらは南方系の読み方です。
じつは「夏至」の読み方においては呉音なので、
他の夏の読み方と少し違ってしまった、
ということになります。
どうでしたか?
伝来のタイミングやどこから伝わったかで
漢字の読み方が微妙に変わるなんて
不思議なものですよね。
夏至の意味を学びます!二十四節気の第十で…そこ寝ない!
確かに少し眠くなってしまいそうですが、
ここではさきほど読み方がわかった
「夏至」の意味をご説明します。
いま我々の暮らす世界では1年は
12ヶ月ごとに区切られていますよね?
それが、昔の大陰暦と呼ばれていた時代には
1年を12ヶ月ではなく、24ヶ月で
区切っていたのです。
その大陰暦の時代では月の満ち欠けで
1ヶ月や季節を決めていました。
そして1年を「二十四節気」と分けて、
24からなる季節を決めていました。
そのなかでも特に重要だったのが、
夏至と冬至、春分と秋分の「二至二分」といわれ、
この日を持って季節を分かつといわれており、
1年の中でも特別な日とされています。
つまり夏至は夏の場合の至点とされていたのですね。
まとめ
さいごにちょっとした夏至の豆知識です。
夏は他の季節と比べて日照時間が長いことで
知られていますが、夏至は1年の中で
最も太陽が出ている時間が長いという日なのです。
夏至の字のイメージから夏の暑い日のことと
勘違いしてしまいがちです。
夏至をはじめ、取りかかりは
少し眠くなりそうですが、
「二十四節気」の世界はハマると
けっこう楽しいですよ。