中秋の名月

十五夜…いつ?月とお団子の絵しか浮かばないぞ…兎をお忘れQ&A集

 

十五夜といえば

! 団子! 以上!

そんな人今増えています。

なんといっても、習うのは幼稚園で

下手すればそんな話聞かないで育ちますからね。

 

だから正直言って何もわからないから

とネットを見る人も増加傾向にあります。

まあちょっと寂しいですが、あなたのように

「知りたい!」と思う人がいるのも事実!

 

そんな人のためにまずは十五夜とは

そもそも日本に昔からある

月を愛でる風習と、収穫祭が

混ざっている行事のことです。

 

中秋の名月、つまり秋の真ん中頃 

旧暦では8月15日、新暦の今は915

このあたりの中で満月が出る日が十五夜です。

名月の頃があって、更に十五夜が

定められているということですね。

 

ではQ1、

十五夜のお月見っていつからあったの?

正解は平安時代で、主に貴族たちが

月を見ながら、和歌や音楽を楽しむ

なんとも風流と言えるお祭りでした。

 

庶民である私達の十五夜は江戸時代から。

この頃から収穫祭としての意味が

お月見に加えられていきました。

 

ちょうど時期的にも秋ですし

収穫も間近なので、無事収穫できた

お礼や喜びを神様に捧げる儀式に

なっていったんですね。

 

ではQ2、

お月見に欠かせないものって

何があるでしょうか?

月、お団子以外で!

まずはうさぎです、なぜうさぎかは

あとで詳しく説明しましょう。

 

2つ目はススキで、秋の七草でもあります。

なんでも稲穂に形状が似ているので

魔除けとしてお供えに加えられています。

ということは結構最近できた風習なんですね。

 

最後は農作物です。

収穫祭ですから、当たり前といえば

確かに当たり前なんですが。

特に里芋を多くお供えするんですって。

 

こうしてみてみると、思い出せないだけで

結構知っていたもの、あるかもしれませんよ。

 

十五夜うさぎ?なぜ月にいるの~?十五夜と中秋の名月の違いも納得したし!

十五夜はお月見をする日。

中秋の名月は秋の月のきれいな時期。

ここまではバッチリですよね。

 

しかしもう1つ謎が残っています。

そう、なぜうさぎが月にいることに

なっているのでしょうか?

 

これにはいくつか由来があって

一番一般的なのは月面の模様が

うさぎに見えるからです。

国によってはカニとしている所もあるんですよ。

 

またかぐや姫の元ネタとなった

中国の物語では、月でうさぎが薬を

煎じて作っていたとされているから

なんてものもあります。

 

そして最後に、日本の今昔物語にも

日本風にされた、インドのお話が

載せられていました。

 

インドの月のうさぎの物語、

もしかしたら知っている読書家の方も

いるのではないでしょうか。

 

お腹が空いた老人を見つけた

猿、きつね、うさぎの仲良し3匹。

この人のためにご飯を持ってこようと

3匹は森に散りました。

 

猿は木から柿を、狐は川で魚を

それぞれ持ってきたのですが、うさぎは

どうしても何も持ってくることができず

皆のもとに戻ります。

 

数日そんな日が続いた頃

うさぎは「私を食べてください」と

火の中にとびこみ、自分の肉を

おじいさんにあげたのでした。

 

で、この老人は実は神様で

うさぎが好きだと言っていた月に

うさぎを住まわせることにしたのです。

というお話。

 

お餅をついているのは、

おじいさんがいつ帰ってもいいように、

なんて言い伝えもインドにはあるようです。

うーん健気。

 

十五夜は由来から学びましょう!毎月十五日の満月中秋の名月は

十五夜って、実は毎月15日の満月を

指している言葉だって知ってました?

ならわざわざお月見の日を

秋にしなくたっていいですよね。

 

じゃあなぜ8月にしたのか。

それはちょうどお盆の時期と重なり

あの世とこの世がつながる時期だから

とされているからです。

 

中国では秋は西を意味しており

西は極楽浄土と関連していると

されてきました。

そのため秋は故人の偲ぶ時期だったんですね。

 

そこから学んだ日本人は、では日本でも

そういうことにしようと決めました。

元々きれいな月とされるのもこの頃。

日本人の感覚ともバッチリあっていたわけです。

お月見がいつまでって十五夜と同じじゃないの?教えますお月見のこと お月見といえば「十五夜」 を思い浮かべるのではないでしょうか。 十五夜とは、旧暦の8月15日を指しているので...

まとめ

 

十五夜は今の9月15日ですが

旧暦では8月15日でした。

ちょうどこの頃はお盆やお彼岸がある頃。

 

死者を弔い、豊作を祝い

そしてきれいな月を愛でる。

 

そんな日本人にピッタリあっていた

中国の儀式を元祖に持つのが

十五夜というわけなんですね。