伝統風習の壺

箸マナーは、親から教わったことしか知らない?これを機会に伝統文化を学ぼう!?

 

箸を使って食事をすることは

アジアの伝統文化の一つです。

以前に比べると箸食も

海外に広まってきたように思いますが、

欧米の人たちにとっては

まだ馴染みのない食事方法です。

日本人の中でも、

箸を正しく使えていない人は

たくさんいます。

 

そもそも箸のマナーは誰に

教わるものなのでしょうか。

 

箸のマナーを専門の講師に

教わったでしょうか。

箸のマナーは子供の時に

両親に教わったのではないでしょうか。

 

また、両親の箸の持ち方を見て、

子供はその持ち方をマネしながら

箸の使い方を学んでいきます。

 

そもそも両親の箸のマナーが

間違っていた場合、

子供も間違ったマナーを

覚えてしまうようになります。

 

箸の正しいマナーを学んで、

伝統文化を次の世代に伝えていきましょう。

 

箸袋折るマナーって家庭ではやったことがない?間違って使ってたらもっと大変でしょ

 

箸袋のマナーについてご存じでしょうか。

箸の使い方や食事中のマナーについては

小さいときに学んだことと思います。

しかし、箸袋のマナーについて

学んだことはありますか。

家庭で箸袋が出てくる機会も

あまりないと思います。

 

しかし、お店でご飯を食べる時には

箸袋がついていることが多いですよね。

外食をするときには箸袋のマナーも

大切になります。

まずは箸袋のマナーについて

おさらいしましょう。

 

1. 箸袋で箸置きを作る。

正式な和食の場の場合、

箸置きが用意されていることが多いですが、

カジュアルな場の場合、

箸置きがないこともありますよね。

そんな時に、箸袋を折って

箸置きを作る方がいます。

結論から言うと、

箸袋で箸置きを作ることは

マナー上、問題ありません。

箸置きの折り方はネット上でも

たくさん公開されていますが、

「山折り」や「千代結び」など

シンプルなものを選びましょう。

あまり凝ったものを作る

となると考え物です。

 

2. 食後は箸袋に収める。

食事が終わったら、汚れた箸先を

見えないようにするのがマナーです。

食事が終わったら、使い終わった箸を

箸袋に戻すのがマナーとされています。

しかし、そのまま箸袋に戻してしまうと、

使った箸なのか使っていない箸なのか

分かりづらいですよね。

そこで、だれが見ても「使用済み」

ということが分かるように、

箸袋に箸を6割ほど入れ、

箸袋の先端を二つ折りにしましょう。

箸袋を箸置きとして

「千代結び」にしていた場合は、

その結び目に箸を入れるようにしましょう。

そうすることで、使用済みということが

一目でわかり見た目もきれいです。

 

日本箸マナーを学べるチャンス!日本人の知らない母国の伝統、1度おさらいしよう!

 

箸のマナーと言っても、

種類がたくさんあります。

ここでは、特に重要な

5つについてご説明します。

 

1.握り箸

幼児のように2本の箸を

握りしめて使う持ち方です。

一番初歩的な持ち方と言えるでしょう。

古来では、食事中の握り箸は

攻撃の準備とみなされたそうです。

 

2. 刺し箸

料理に箸を突き刺して食べる使い方です。

箸で上手につかむことができない人が

よく使ってしまう方法ですね。

こちらもマナー上よくありませんので、

2つの箸でしっかりとつかむようにしましょう。

 

3.迷い箸

どの料理を食べようかと迷い、

料理の上で箸をあちこちに動かす行為です。

料理数が多いときにやってしまいがちですが、

見た目もよくありません。

食べる料理を決めてから

箸をとるようにしましょう。

 

4. 立て箸

ごはんに箸を立てることです。

この箸の使い方は仏教で死者を

弔うときの使い方です。

あくまで、亡くなった人に対する

使い方であり、大変縁起の悪い所作

であると言われています。

 

5. 渡し箸

食事の途中で箸を食器の上に置くこと。

これをすると「もういりません」

の意味となります。

箸を途中で置くときは、

箸置きの上に置くようにしましょう。

 

このほかにも、箸の使い方・

マナーはたくさんあります。

全部を紹介することはできませんので、

ご自身でも調べてみてください。

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まとめ

 

箸食というのは日本の

伝統的な文化でもあります。

しかし、箸のマナーを

1からしっかりと学んだ人は

そう多くはいません。

親や学校等で学んだ程度という人が

大多数でしょう。

箸のマナーはたくさんあります。

そのすべてを覚えるというのは

大変なことでもあります。

 

しかし、マナーを学ぶことで

食事の時に必ず役に立ちます。

日本で食事をするときには『箸』が

必ずと言っていいほど必要になります。

 

箸の使い方をマスターして、

食事の時間を有意義なものにしましょう。