満天の星空の下で撮影~天の川の撮影テク解説~初心者でも綺麗に写せる

 

真夏の夜に暗い場所で空を見上げてみて下さい、

まるで光の帯のような星の群れ

のようなものが見えると思います。

 

この星の群れは「天の川」

名付けられた星の集まりです。

星の集まりであることを発見したのは

かの有名なガリレオ・ガリレイなんです。

彼は400年ほど前に望遠鏡を使って

星の集まりであることを発見しました。

この天の川、いて座近くの天の川が

大きく明るく輝くので、

見つけることも容易かと思います。

 

天の川をはじめとした満天の星空・・・、

これら美しい星々を目に焼き付けることはもちろん、

そのままカメラに収めることが出来たのなら

こんな素敵なことはありませんよね?

 

ここでは、初心者の方でも

美しい満天の星空をカメラに収めることが出来る、

撮影のコツをご紹介したいと思います。

季節が冬なら、空気が澄んで

星々が美しく見える季節です。

コツを学んでぜひ撮影に出かけてみては

いかがでしょうか?

 

星空を撮影してみよう!天体撮影におさえておきたい必要機材5選!

 

それでは撮影の準備に取りかかりましょう!

最初に天体の撮影に必要な機材をご紹介します。

初心者の方のための最小限の撮影機材で、

慣れてきたら自分流にカスタムしていきましょう。

 

天体撮影に必要な撮影機材

□カメラ

一眼レフかミラーレス一眼

ミラーレス一眼は機種により性能に差があるので

先のことを考えたら一眼レフが良いかもしれません。

□三脚

露光が長時間になるため腕固定だと

ブレてしまいます。

 カメラをしっかり固定してくれる三脚は必須です。

□レンズ

はじめは標準レンズで良いと思います。

そのうち明るいレンズが欲しくなるかも・・・。

F値4.0以下に設定できるレンズであれば

暗めの星空も綺麗に撮影することが可能です。

□レリース

指でカメラのシャッターを押すと

ブレる可能性があるので

出来ればレリース(リモコン)は

用意したいところ。

□懐中電灯

撮影場所では他の人も撮影に来ています。

撮影のジャマにならないよう、

自分の手元だけを照らせる懐中電灯は必須です。

 

初心者の方のために最小限の撮影機材を

紹介してきました。

慣れてくるとカメラやレンズに

物足りなさを感じたり、

他に必要な機材が出てくるかもしれません。

そんな時は自分流にどんどん

アレンジしていって良いかと思います。

また、撮影場所には多くの方が撮影に来ています。

くれぐれもジャマにならないよう

天体撮影を楽しみましょう。

 

いよいよ天体の撮影方法をご紹介します。

 

■初心者でも安心!天体の撮影方法

①カメラ本体の画像保存設定を

JPEG形式からRAWに変更

RAWの方が容量は大きいですが

のちの画像加工が便利です。

画像加工を必要としないのであれば

JPEGでも構いません。

②ISOを3200、F値を一番開きます

微調整は必要かと思いますが最初はこれで。

③露出を調整します

環境と明るさで微調整が必要ですが、

まず30秒で調整してみましょう。

④試しに一回天の川を撮影してみる

カメラの設定は

ISO3200 F3.5 露出30秒

になっていると思います。

この設定で天の川を撮影してみましょう!

⑤ピントを合わせてみましょう

暗い場所でピントを合わせるのは

難しいと思います。

遠くに街灯などがあれば、

まずそれに合わせてみましょう。

⑥AFでピントを合わせた場合

合わせたあとMFに切替えましょう

⑦撮影

30秒ほどシャッターを開き撮影をしてみて、

結果をモニターなどで確認してみましょう!

⑧結果をみて各設定の微調整を

⑨再度撮影&微調整

ここの頑張りで結果に差が出ます、

頑張りましょう!

⑩自宅などで画像ソフトを使って編集

この時RAW形式のデータだと

編集しやすいです。

⑪完成!!

 

いかがでしたか?

 

ピントが合わないなど

最初は苦労も多いかと思いますが、

慣れてくると自分のイメージに

グッと近づくと思いますよ!

 

満天の星空を綺麗に撮影するためのポイント!天気と設定!

 

ひととおりの天体撮影の手順を学んだところで、

これを押さえておけば完成クオリティが

グッと上がるワンポイントテクニック

ご紹介しておきます。

 

■天体の撮影ワンポイントテクニック

□天体の撮影はなるべくRAW形式で撮りましょう

圧縮の効くJPEGに比べると

データ容量は大きくなりますが、

撮影後の画像の加工が格段にやりやすいので

RAW形式での撮影をおすすめします。

□星々にピントを合わせるコツ

星にピントを合わせるのは難しいです。

方法として、無限遠側にリングを

回した上体から少しずつ元に戻しながら

微調整をしていくとピントが合わせやすいです。

明るい星の方が比較的合わせやすいです。

ピントの位置が決まったら

慎重にテープなどで固定を忘れずに。

 

まとめ

 

最後に天の川を撮影するのに

適したポイントをご紹介しておきます。

眺めるだけでも楽しめるので

是非行ってみて下さい。

天の川の美しく見れる撮影スポット

  • 東京都  奥多摩をはじめとする山間部
  • 神奈川県 箱根、三浦半島など
  • 千葉県  九十九里
  • 埼玉県  秩父方面
  • 静岡県  富士山周辺、伊豆半島など
  • 茨城県  筑波山の以北など
  • 群馬県  山間部
  • 長野県  山間部
  • 山梨県  山間部

 

楽しい天体撮影ライフをすごして下さいね!