アロマ

金木犀は甘い香り!?時期は9月中旬から10月下旬。開花期間は短い!?

 

毎日がサバイバルのような日々。

そんな忙しい人たちを和ませるのが

ホッとした香りや音楽などですよね。

 

特に秋になると、歩いているだけで

どこからか花の甘い香りがしてきます。

これって何の匂いか知っていますか?

 

正解は金木犀!

大体9月の中旬で秋が始まった頃から

10月下旬の秋が安定した頃まで

楽しむことができるお花です。

 

木犀科という植物に属していて

花言葉謙遜、謙虚、真実の愛、初恋

なんだか控えめで柔らかい香りと共に

心を癒やしてくれそうな存在です。

 

温暖化の影響で、1年に2回開花する

という場合もありますが、実際に

金木犀が花を開いているのは4日前後。

結構少ない期間しか花がないんですね。

 

一方では夏以外ならいつでも花を

咲かせるタイプの金木犀もあるので

ある日ふっと、柔らかい匂いに

包まれることもでてきそうです。

 

尚、日本で咲いている金木犀。

実は種がつかないタイプで、

金木犀の実が見たい!という場合は、

中国まで行く必要があるんですって。

 

金木犀の香りのアロマ成分は遠くまで届く?臭覚を通じて自律神経に効果!

それにしても開花日数が4日前後なのは

ちょっとおどろいちゃいましたね。

え?

もっと長い期間匂いはあるじゃないか

ですか?

 

そうなんです。

金木犀の最大の特徴は何より遠くまで

香りが届き、香り自体も長い期間

楽しめるということですよね。

でもなんでそんなことができるんでしょうか。

 

まず基本として、花の香りは花びらで

作られてから開花、香りが蒸発し

空気に乗って流れていきます。

 

金木犀の場合は開花時期が短めなので

この匂いが好きなアブを呼んで

受粉を助けてもらっているんです。

さてここからが本題!

 

この香り、呼んでいるアブ以外の虫は

あまり好きな匂いではありません。

つまりより遠くにいるアブに居場所を教えないと

この金木犀は枯れてしまうのです。

 

そこで金木犀は、より遠くまで匂いが

届くような成分を花びらで作ります。

この香りは、空気に溶けやすい

モノテルベンという成分が中心なんです。

 

空気中に強く残る香りなので

長く、遠くまで空気に匂いが残ったまま

長い期間空気中を漂っているんですね。

 

これが金木犀が近くにないのに

遠くまで、長い間香りが続いている

最大の理由ということなんですって。

植物って賢い!

 

金木犀のいい香りの効能は?不安、緊張、イライラを抑える鎮静作用!

そんな金木犀の香りには

不安や緊張、イライラ感を沈めてくれる

鎮静作用という作用を持っています。

鎮静剤とかと同じ意味ですね。

 

一番効果が高いのは不安や緊張を取る

リラックスの効果です。

まだまだはっきりしたことは

わかっていませんが、効果はあるとのこと。

 

このリラックスの効果には

イライラや緊張状態を落ち着ける

というリナロール、という成分も

含まれています。

 

リナロールは不安を落ち着けて

血圧を下げる効果も期待されています。

逆に言えばちょっと低血圧の人には

刺激が強いので注意が必要です。

 

金木犀の匂いは非常に人気があり

シャンプーやボディーソープの

香りとしても使われています。

 

一度金木犀の香りのシャンプーや

ボディソープを使ってみるところから

始めてみてもいいかもしれませんね。

一度使ったら病みつきになっている人も

多いんですよ!

 

まとめ

 

金木犀が遠くまで、長く香るのは

気のせいではなく、実際に花が

そういう作りになっているからです。

 

唯一花粉を運んでくれるアブへの

熱烈なアプローチでした。

 

そのため、花が見つけられなくても

香りだけは残っている、という

現象も十分に起こるということですね。

 

金木犀の香りには鎮静作用やリラックス

血圧を下げる効果が期待されており

現在詳しいことを研究中です。

 

実際に効果があるとわかった場合には

あの優しい匂いが生活の何処かに

当たり前のようにあるようになる

かもしれませんね。

 

金木犀の香りのシャンプーや

ボディソープも販売されているので

大好きな人はぜひ一度は使って欲しいです!