盆踊りって、夏の地域の
言ってしまえば一大イベントですよね。
子どもたちもたくさん集まるし
何より大人同士の社交場でもあります。
夜店の準備など大変なことも多いですが
実際当日になってみると、
やっぱり楽しいですし、お祭りならではの
夜店で大盛り上がりしちゃうんですよね。
さて、そんな盆踊りや夏祭りなのですが
本来は社交場でも、子供に関する
イベントでもないものだって知ってました?
本来盆踊りは宗教の行事だったんですよ。
長い期間行われている夏祭りの時期
殆どは、8月中ですよね。
もちろん子供の夏休みという
大きな理由もあるにはあるのですが…。
夏祭りの主役は実は夜店ではなく
盆踊りの方で、本来はこの踊りによって
祖先の霊を迎え入れる、送り出す
という意味を持っています。
また出店の中にはお面屋さんもあるのですが
本来はこのお面をつけて盆踊りをする
なんてこともあったんですって。
当時誰でも参加することができて
自分のご先祖様を思いながら
供養を兼ねた行事が盆踊りでした。
日本にはたくさんの盆踊りがあり
有名どころでは阿波おどりがありますよね。
これもご先祖様を供養する意味がある
ということになります。
最近は特定の歌手の人が作った
盆踊りの歌と踊りを踊る場所もあり
盆踊りはかなりの多様化をしている
と言ってもおかしくはなくなりました。
しかしそれでも、誰でも踊れる踊りを
様々な人が踊ることで、ご先祖さまの
供養や思い出に気持ちを向けるという
大きな役目はほぼ変わっていないですね。
盆踊りの曲は、中高年好みで無難に行くか?女子高生他若者集客に挑むか!
さて、盆踊りの曲は現在多様化している
ということは先程も触れましたよね。
まず、昔からある、炭坑節や阿波おどりなど
地域ごとの色を強く残している曲。
それからアニメや特定のアーティストなど
盆踊りの音楽を基調としながら
新たに作られた盆踊りの曲です。
どちらも近所では流しているという
お祭り会場もありますし
音楽の基本が同じですから、踊りを
覚えてしまえば怖いものなしです。
怖いものなし、ではあるのですが
やはり来場する年齢層は変化するもので
中高年が多くなるか、若者が多くなるか
地域や音楽で大きく変わってしまいます。
なんか時代の代わりがあるのかな…
なんて考えてしまいがちですが、
もともと、盆踊りはこんな風に様々な
タイプがあるのがあたりまえという
スタイルで今までつながってきたんですよ。
室町時代は派手さ、江戸時代は素朴
明治には産業に関する盆踊り
そして新しい曲が新たに生まれつつあり
盆踊り!?と思ってしまう曲で踊ることも。
そのため若者向け、中高年向けと
考えなくても、案外全員が踊れる
という点では曲目で挑戦をしなくても
案外いけてしまうものなのです!
全て盆踊りになるものですから
いっそのこと混ぜてしまうというのが
今では思い切っていていいのかもしれませんよ。
盆踊り由来とは、まさに温故知新!広報で由来にまつわる話募集は如何?
盆踊りの由来には様々なものがありますが
広報活動や調査として盆踊り(地区のもの)の
由来にまつわる話を募集している
自治体も少なくありません。
やはりその土地の大事な
文化の1つでもあるわけですから
広報としては一生懸命調べたり
昔の話を聞きに行きます。
これはスペース消費の一環ではななくて、
昔のことを知りつつ今にも通じる新しい道を
探してみようという心意気でもあるわけです。
まだやっていないという地域の人には
ぜひやってみることで見える
新しい自分の文化を見るという機会として
ぜひ由来にまつわる話募集をしてみましょう!
まとめ
盆踊りはただ踊るだけではなく
地域交流や、宗教的な儀式として
強い意味を持っている行事です。
そのため盆踊りに使われる音楽も
様々な曲風が用意されており
その時の老若男女誰もが踊ることができる
工夫がされているのが特徴なんですね。
楽しいだけではなく、時には
ご先祖様たちのことを考えながら
儀式としての盆踊りを楽しんでみるのも
またいいものですよ。