毎年5月が近くなると色々なところで
鯉のぼりを目にする機会が多くなります。
5月5日は子どもの日と言われ、
男の子の健康と健やかな成長を
祝う行事とされています。
子どもの日に鯉のぼりを飾ることは、
ご存じと思いますが、
なぜ、鯉なのか考えたことはありますか。
また、鯉のぼりの由来まで
あなたはご存知でしょうか。
子どもの日、鯉のぼりについてしっかり勉強し、
お子様にも教えてあげましょう。
鯉のぼり由来保育園では年中行事のぼりをあげる事?子供の日だけ覚えれば合格
もともと子どもの日とは
「端午の節句」と言われており、
奈良時代から行われている儀式です。
奈良時代の端午の節句は
災厄を避けるための重要な日
とされていました。
江戸時代には端午の日は
幕府の重要な式日となりました。
将軍に世継ぎが生まれると
城中に作り物の兜や長刀などを飾り、
盛大にこれを祝いました。
江戸時代中期になると庶民の間で、
鯉のぼりが生まれました。
中国の故事の中に、
激しい流れの滝を登り切った鯉が竜になり、
天に登ったという「登竜門」の伝説があります。
その登竜門の伝説に習い我が子も健康に育ち、
将来は竜のように大きく出世してほしい
との気持ちをこめて鯉のぼりが作られた
と言われています。
これが鯉のぼりの由来です。
現在鯉のぼりの色は黒・赤・青の
3色が一般的です。
黒が大黒柱のお父さん、
赤が生命を担うお母さん、
青が成長していく子供を表しています。
江戸時代に鯉のぼりが生まれたときは
黒色の鯉だけだったと言われています。
明治時代に入り、赤色の鯉が追加され、
昭和に入ると青や緑の子供の鯉が
追加されるようになったようです。
また、現在では子供が増えるたびに、
「紫」や「ピンク」の鯉を追加する家庭も
増えてきているようです。
鯉のぼり歌は大人になっても忘れない!何度も何度も大声で練習する効果
鯉のぼりの歌をあなたはご存じですか。
全部を歌うことができなくても
最初の1フレーズは歌える
のではないでしょうか。
子どもの時の記憶はなくても
その時覚えた歌は大人になっても
忘れないものです。
なぜ子どもの時に歌った歌を忘れずに
覚えておくことができるのでしょうか。
それは大声で何度も何度も練習したからです。
子どもが歌を歌うことの効果を説明します。
1.記憶力をアップさせる
音楽は脳を刺激し、記憶を司る
「海馬」の働きをアップさせます。
音楽を聴くと、その音楽に関係する記憶を
引き出す効果もあります。
さらに歌を歌うことは聞いた曲の音階や
歌詞やリズムを覚えなければならないため、
脳が活性化され記憶力アップにつながります。
また、歌はリズムがあるため、
小さな子どもでも歌詞を覚えやすく、
意識せずに記憶力をアップしていくことができます。
2.言葉の練習になる
子どもは日常会話や両親の会話の中から
言葉を覚えていきます。
歌詞の中には普段あまり使わない
フレーズが使われている場合もあるので、
いろいろな言葉を覚えていくことができます。
話をすることが苦手な子どもでも、
歌を歌うことで言葉を覚えて、
上手に発することができるようになれば、
自信がついて話せるようになってきます。
3.感受性を育てる
子どもが歌を歌うときは、感情をこめて、
それを表現しようとします。
楽しい歌は大きい声で楽しそうに、
悲しい歌は小さい声で悲しそうに歌いますよね。
そういったことを繰り返すことで
感受性が豊かになり、物を考える力を
養うことができるようになります。
4.体力が向上する
おなかから声を出して歌うことは
体力を消費します。
特に複式呼吸で歌を歌う場合は、
1曲でもかなりのカロリーを消費します。
小さな時から大きな声で
歌を歌う練習をすることで
体力アップにつながると言われています。
鯉のぼりに限らず、
子どもの時に歌っていた童謡は
大人になっても覚えていますよね。
それは子どもの時に大きな声で
歌っていたからです。
童謡を聞けば、
その時の記憶を思い返すことができるので、
歌を思い出し歌うことができるのです。
まとめ
鯉のぼりの由来についてご説明しました。
鯉のぼりは遡れば、奈良時代から続く
大切な行事の一つです。
鯉のぼりを飾る理由や
そもそも鯉である理由など、
それぞれに由来があります。
そういった本当の理由をお子様にも伝えて
子どもの日を楽しんでください。
また小さいときから
大声で歌う練習をすることで、
いろいろな効果を得ることができます。
歌いながら楽しく学習することもできるので、
おすすめの教育方法です。