贈り物の壺

お歳暮の時期が過ぎたら?お歳暮のマナーやおすすめのお品をご紹介

 

そもそもお歳暮とはなんでしょうか?

お歳暮には、「1年間ありがとうございました」

という感謝の気持ちと、

「今後とも末永くよろしくお願いします」

という挨拶の意味が込められてます。

 

お歳暮は11月から12月に贈るのが一般的です。

しかし、できればお正月準備で

忙しくなり始める前の20日までに

贈るのが良いとされています。

 

それを過ぎてしまったら、

お歳暮の代わりに「御年賀」として

新年に贈る場合もあります。

 

さらに年が明けて時期を逃してしまった場合には、

小正月を過ぎてから立春を迎えるまでの間に

「寒中御見舞」として贈ることもできます。

 

お正月も近い年末の時期に贈るお歳暮では、

蟹やふぐなどの鍋料理、

お正月に家族で食べることができる

肉類やハムなどが人気になっています。

 

他にも、お子様の好きなソフトドリンクや

祝いの席を盛り上げるビールや焼酎などが定番です。

 

お歳暮の時期の前にマナーを学ぼう!意外と知らなかったお歳暮のこと

近年のお歳暮は宅配便などを利用し、

郵送で済ますのが一般的となっていますが、

本来は贈り物を風呂敷に包み

直接持参するのがマナーです。

 

お歳暮を直接持参する場合は、

食事時など相手が忙しい時間帯、

早朝や深夜は避けるといった配慮が

必要になります。

 

もちろん、相手が遠方に住んでいる場合や、

多忙で暇が取れないといった理由から、

直接持参することが難しいことも多いため、

宅配便で送ることも問題はありません。

 

宅配便を利用してお歳暮を贈る場合は、

相手への挨拶として送り状も

郵送するのがマナーです。

 

送り状が品物よりも先に届くように

手配するか、品物に添え状として

同封するようにしましょう。

 

また、宅配便を利用してお歳暮を贈る際は、

品物を包んだのし紙が破れたり

汚れたりしないよう、のし紙の上から

包装紙で梱包するなどの心遣いも大切です。

 

お歳暮のようにかしこまった贈り物をする際は、

蝶結びの水引が掛かったのし紙を使用して

品物を包みましょう。

 

のし紙の右上には熨斗(のし)を付けますが、

熨斗は「生ものを添えました」

という意味を持つため、生鮮食品を贈る場合は

熨斗を付ける必要はありません。

 

お歳暮として品物を贈る場合、

のし紙の表書きは「御歳暮」とします。

万が一お歳暮の時期が過ぎてしまった場合は、

年明けから松の内までは「御年賀」、

松の内を過ぎてから立春までは

「寒中御見舞」という表書きに変えましょう。

 

また、寒中御見舞いとして

目上の方に品物を贈る場合は、

表書きを「寒中御伺」にすると

相手により丁寧な印象を与えます。

 

お歳暮の時期に悩むお返し選び…本年度の本当に喜ばれる品をご紹介!

お歳暮のお返しは、お歳暮を受け取ってから、

少し間を開けた方が良いとされています。

お歳暮は12月中旬~下旬に届くことが多いので、

お返しをする場合は年が明けてから

松の内(1月7日)を迎えるまでに

「御年賀」として贈ります。

 

その時期を過ぎたら

「寒中御見舞」の形で贈ります。

お歳暮はお世話になった方への

感謝の気持ちやお礼を品物として

贈るものなので、本来お返しの必要はありません。

 

こちらからお歳暮を贈っていない相手から

お歳暮が届いた場合も、きちんと

お礼状を送れば品物は贈らなくても大丈夫です。

 

いただいてばかりでは気になるというのであれば、

いただいた品物の半額から同額程度のもの

お返しするのも良いでしょう。

 

お礼の品を贈る場合はお茶うけのお菓子、

季節の果物など、気楽なものだと

相手の方も気兼ねなく喜んで

受け取ってくださいます。

 

まとめ

 

今回は、お歳暮についてお話してきました。

近年では職場においてお歳暮を

送り合う習慣が無くなりつつあります。

 

しかし、感謝の気持ちを込めた贈り物なので

失礼のないよう、マナーを守って

贈ってみてはいかがでしょうか。