ネズミ駆除をやるなら、
できれば簡単な方がいいけど
やり方がわからない。
駆除剤や罠の種類の選び方や
違いがよくわからないという方は
きっと多いことでしょう。
そこで今回は、「ネズミ駆除の簡単なやり方」を
ご紹介していきます。
ネズミ駆除の基本は、
プロのネズミ駆除業者がやる場合も
一般の個人がやる場合も大きな
違いはありません。
「侵入経路の封鎖と罠の設置」を行うことが
基本となります。
【ネズミの主な侵入経路】
- 基礎と土台の隙間
- 外壁のひび割れや穴
- 配管と外壁の隙間
- 換気扇
- 通風口(屋根や床下)
- エアコンの室外機(ホース)
- 下水管
以上のようなネズミが侵入できる隙間が
ある場合は、金網を使って物理的に
穴を塞ぐといった対処をしていきます。
ネズミを駆除しても、新しいネズミが
家に入ってきたら駆除の意味がなくなるので
必ず行いましょう。
「罠の設置」については場所を変えたり、
罠の組み合わせを変えたり、
捕まったネズミの死骸処理があったりするので
実は非常に面倒くさい作業なのです。
ネズミは非常に警戒心の強い動物なので、
毒餌や罠を設置してもすぐには近づきません。
そのため、設置した罠にネズミが
かかる様子がなければ罠の位置や組み合わせ・
種類を随時変更する必要があります。
【ネズミの主な罠】
- くん煙タイプの忌避剤
- スプレータイプの忌避剤
- ネズミが嫌いな超音波で撃退
- 市販の毒餌に一手間加えてイチコロ
- 猫を飼う
- 上記のものを組み合わせる
ネズミもいきなり自分の生活圏内に
好きな餌やおもしろそうなおもちゃが
転がっていたとしても触ったり
近寄ったりしません。
効率を上げたいなら、量ではなく
罠の種類を増やすのがおすすめです。
ネズミ駆除にバルサンは効く?モクモク煙は効果あり!苦手な所も…?
天井裏や床下など、
ネズミの居場所がわかっているのなら、
「くん煙タイプ」の忌避剤を使って
ネズミを追い出す方法が簡単でおすすめです。
ネズミが家に住みついて3ヶ月以上経っている、
繁殖して数が多いといった状態で
数をたくさん減らしたいときに
便利なグッズになります。
くん煙タイプの忌避剤は、
屋根裏や床下などのネズミが
いそうな場所で使います。
家全体に使うわけではありませんが、
1ヶ所だけ使ったとしても
きついハーブの臭いが残って気になる
という人もいます。
また、隙間の多い建物の場合は煙が
すぐに外に出てしまって十分な効果がない、
倉庫などでお米や野菜などを
保存している場合は一度外に出さないと
いけないなどの手間もかかるので
使う場所や人を選ぶといった
デメリットもあります。
ネズミ駆除に猫?人やペットに無害な方法としてアリなのか徹底検証!
ねずみの駆除には猫が効果的
という話があります。
実際に昔から農家ではとくに、
ねずみの駆除目的で猫が飼われてきました。
その話が現代でも受け継がれてきています。
しかし、実際に猫を飼ってみても
ねずみを捕獲してくる猫と、
ねずみを見ても恐がって逃げる、
もしくは全く興味を示さない猫が
いるようです。
もちろん猫の性格や個体差により
違いはあります。
それはなぜなのでしょうか。
もともと猫は肉食で、狩りをする
野生本能があります。
しかし、その遺伝子も時が経つにつれて
薄れつつあるということが
影響しているようです。
また現代、猫が置かれている環境は
私たち人間と同じように食べるものに
不自由してはいません。
そのためいつもお腹を空かせている
状態は少なく、わざわざ狩りをしてまで
餌を得ようとは思わないのです。
それでは猫を飼っているだけでは
ネズミ駆除の効果は得られないのでしょうか?
それは、まったく意味がない
ということはありません。
なぜなら、ねずみは基本的に
猫を天敵だと認識しているため、
猫の臭いや鳴き声などを察知しただけでも
その場から逃げて行きます。
そしてもう戻ってくることはないといいます。
もし猫がねずみを捕獲してきた場合、
その死骸を処分しなければなりませんが、
捕獲しない猫であればその手間は掛かりません。
猫が住んでいるという状況だけで
ねずみを追い払うことにつながるため、
どちらにせよ有効的と言えるのでは
ないでしようか。
まとめ
今回は、ネズミ駆除についてお話してきました。
お住まいの環境によって、
ネズミ駆除の方法はさまさまあるようです。
まずは自分でやってみて、
それでも対処しきれないような時には、
専門の業者へ1度相談してみるのも
良いでしょう。