大切なワンちゃんにピッタリな服を
手に入れるには、ワンちゃんの大きさを
把握しておく必要があります。
どうやってワンちゃんのサイズを
計測すればよいのでしょうか?
犬服を購入する場合は、首まわり、胴まわり、
着丈(背丈)をメジャーで計測します。
●首まわり
首の中間あたり、のど仏(のど骨)の
やや下あたりを測ります。
首輪を買う場合はこの位置がベストですが、
犬服の場合は、それよりもう少し下の
首の付け根付近をぐるっと1周させて
測りましょう。
●胴まわり
前足の付け根まわりの一番太い部分
(胸のいちばん大きい部分)を測ります。
被毛の厚い犬種の場合は、被毛がメジャーで
ふんわりとつぶれる程度がちょうどになります。
●着丈(背丈)
首まわりを測った位置から、
しっぽの付け根まで背骨に沿って測りましょう。
●ヌード寸法と出来上がり寸法
ヌード寸法とは、服を着ない状態での
サイズのことです。
胴回り30cmという表記であれば、
胴回り30cmのワンちゃんが着られるように
作ってあります。
出来上がり寸法という表記がされたものは、
実際の寸法(実寸)のことです。
着丈30cmとあれば、着丈が30cmで
作られています。
上記で解説した首まわり、胴まわり、
着丈(背丈)は、ヌード寸法になります。
ただし、犬種によって被毛がまちまちです。
短い犬種もいますし、ふかふかの被毛を
持っている犬種もいます。
被毛が厚い犬種はきっちり測らず、
被毛が軽くつぶれる程度で
計測するのがよいでしょう。
犬服の生地?ワイシャツの様な伸びない素材は、動きが制限されNG!
犬服の生地にはポイントがあります。
1. 伸縮性のある生地を選びましょう。
犬はよく走りますし、登ったり駆け下りたりと
人間よりも活発です。
人間が身に付けるようなワイシャツや
ジーンズ素材などの伸びない素材だと窮屈で、
元気いっぱい駆け回ることができません。
ペットの動きやすさや、飼い主の
着せやすさなどを考えて伸縮性のある素材が
オススメです。
2. 洗濯しやすい素材を選びましょう。
あちこちにウンチをしたり、
散歩に行けば土の中、泥の中でも構わず
走り回るため、お洋服を着せるとすぐに
汚れてしまいます。
洗濯するとすぐに型が崩れてしまう素材や、
糸がほつれやすい素材はペット服には
向いていません。
また、動物は人間よりも嗅覚が敏感なので、
お洋服の洗いやすさと合わせて洗剤にも
気を付けた方が良いでしょう。
犬服の作り方は簡単にリメイク?Tシャツやトレーナー等伸びる素材で!
犬服をいざ作ろうと思っても、
型紙から始めるとなかなかの
作業量になりますよね。
実は、人が着るTシャツやトレーナーから
犬服を作ることが出来るのです。
1. 用意するもの
- 犬が着れるサイズのTシャツ
- 布を挟むためのクリップまたは洗濯バサミ
- ミシン(手縫いの場合はほつれ防止液が
あると便利です) - ハサミなどの裁縫道具
- 犬
2. 服を犬にかぶせてみる
人が着る場合はロゴやプリント部分が
前になりますが、犬用はそれらが
背中に来るようにしましょう。
犬に着せる服はゆったりめのサイズを
選びましょう。
3. サイズを調整する
Tシャツを裏返しにして着せ直し、
犬の首回りのサイズに合わせて裁
縫用クリップや事務用のクリップ、
または洗濯バサミなどで固定します。
まち針は危ないので使用していません。
この時にチャコペンやマジックなどで
首の太さに合わせて印をつけておいてください。
あまりきつくならないように
気をつけてくださいね。
また、出来上がりがきちんと左右対称に
なるように注意して印をつけてください。
次に丈の長さを決定します。
首回りのクリップは取らずに、
Tシャツのシワを伸ばしながら
適当な長さで折り返し、印をつけておきます。
今度はおなか側のサイズを見ます。
Tシャツがずれないように
左右対称であることを確認して、
マジック等で片面に印をつけておきます。
お腹の部分が汚れない位置に長さを
調節してください。
首に止めたクリップに向かって
お腹のラインのところどころにマジックや
チャコペンで印をつけていってください。
そこまでできたら服を脱がせてください。
4. 印を線でつなげ布を裁つ
先ほどマジックなどでつけた印の点が
縫い目になるので、縫い線よりも2cm外側に
縫い代線を引いてください。
線でなくても点でもいいです。
線が描けたらハサミで裁ちます。
大きすぎる分にはいくらでも修正できますので、
余裕を持って大きめに裁ってください。
5. 線に沿って縫う
ハサミで裁ったら、一度犬にかぶせてみましょう。
ここで大きすぎる箇所があれば調整しておきます。
サイズの調整が済んだら、身ごろを合わせて
首側から縫っていきます。
裾は後ほど処理しますので多少ずれても
大丈夫ですが、首側の縫い始めは
ずれないように縫ってください。
6. 裾を縫う
裾をロックミシンかジグザグミシンをかけます。
(ジグザグミシンをかけずにそのまま縫っても
いいです。)
そのあと、裾をシャツの裏側に包み込んで、
縫っていきます。
三つ巻き押さえをお持ちの方は
利用してください。
持ってない方は手で裾を丸め込んで
なみ縫いをしてください。
まとめ
今回は、犬服についてお話してきました。
愛犬に可愛らしい洋服を着せてオシャレを
楽しみたいですよね。
世界に一つだけのお洋服を
作ってあげるのも良さそうです。
愛犬との素敵な毎日に、
洋服を取り入れてみるのはいかがでしょうか。