さつまいも、特に焼き芋やふかし芋
お芋の甘さやホクホク感に
完全に魅せられてしまった！
そうなってしまうと、更に美味しい
言ってみれば究極のさつまいもを
探し始めてしまうものです。
美味しい焼き芋になるさつまいもは
大体3種類の系統に行き着きますよね。
それは安納芋と金時、紅あずま!
それぞれに美味しいポイントと
特徴が強いお芋ですので
ちょっとご紹介しましょう。
まずは安納芋から。
鹿児島県の島である「種子島」でのみ
栽培できる特別なお芋です。
既に国で登録された品種なので
ここ以外では育てることができないんです!
そんな安納芋はねっとりとした口当たりと
はっきりした甘みが特徴です。
その糖度はお砂糖をたっぷり使った
スイーツにも負けない位の甘さ!
市販されている果物よりも甘くなり
甘党にはたまらないお芋なんです。
続いては徳島県で中が黄金色の
なると金時です。
ホクホクしていて、程々の甘さなので
お菓子などの加工品で重宝されます。
徳島県では雨が少く海の水が土に染み込み
海のミネラルを含んだお芋になっています。
砂地で育てられておりビタミンもたっぷり!
市販されているお芋スイーツで
よく見かける品種ですので
見たことある人も多いのでは無いでしょうか。
最後は千葉県の紅あずま。
こちらは登録期限が切れているため
他の地方からも出されていますが
千葉県がご本家となっています。
関東では1番一般的なさつまいもで
ホクホク感とねっとり感を
一緒に味わいたい人にオススメの
食感真ん中タイプのさつまいも。
あまり保存に向いていないため
12月から2月までの限定販売です。
見かけたときが食べ時!といった
繊細なお芋となっていますよ。
さつまいも品種で甘い、ほくほく系は？加賀伝統野菜、五郎島金時！
今までのは食べたことがあるから
もっとホクホクしたお芋無いの!?
なんてあなた、お待たせしました!!
さつまいもの品種の中でも
トップクラスのホクホク系といえば
加賀の伝統野菜と言われる
五郎島金時!
他のお芋よりねっとりホクホクしており
食感はもふもふとしたお芋ですよ。
特に真冬の2月ごろが旬となるので
狙って楽しみたいですね!
加賀、つまり石川県にある大きい川で
川の上の方にある石は細かい砂に
砕かれていきます。
結構な長い川なので、石が削れちゃうんですね。
で、まだ石の大きい川の源泉から
細かい砂になる海までの
ちょうど真ん中くらいにある砂達なのですが
これが芋育てに非常に適しているんです!
なんでも水はけがよく、砂粒もほどほど。
肥料を使っても燃費が良いという
万能の砂となっているんですって。
更にすごいのが肥料です!
肥料は米ぬかを、毎年業者さんに
独自の配合してもらうという
まさにマイ肥料が使われているんです。
これらのおかげで、美味しい
五郎島金時が食べられる、
というわけなんですね。
さつまいも、焼き芋に美味しい品種NO1？大分県特産品、甘太くん！
あまたくん?
いいえ、かんたくんです。
甘太くんは大分県の特産品で
焼き芋に最も適しているという
さつまいもと言われています。
正確には甘太くんは
特定の方法で作られ、なおかつ
特定の基準を満たした「紅はるか」を
甘太くんというブランドで出しています。
「紅はるか」のスペシャルバージョンですね。
紅はるかを40日以上保存した後
糖度が特定の度数以上なので
ねっとり甘いのが特徴なんです。
更にそのねっとり感があっても
水分が多く含まれているため
喉に詰まることもないという特徴。
それから甘さが口に残らず
後味がスッキリしているという
特徴などもあります。
ブランドさつまいもなので
ちょっとお値段が高いのが難点ですが
焼き芋として食べてみる価値がある
お芋の一つと言えるでしょう。
まとめ
さつまいもを焼き芋にすると
非常に美味しいのはわかっていることですが
ときには品種を気にしてみるのも
いいかもしれません。
さつまいもによって、
甘さや舌触りは大きく異なるので
同じ焼き芋でも、品種によって
味が変わってきます。
いくつかの品種をご紹介しましたが
自分の舌にあった焼き芋、さつまいもを
探してみるのも、またいいものですよ!
