睡眠には、
日中働いた脳や体を休ませ体を作ったり、
修復するのに必要な物質を分泌したり、
記憶を整理したりといった、
大切な役割があります。
睡眠の量(時間)や質が不十分だと、
心や体にさまざまな不調をもたらします。
頭痛もその一つなのです。
頭痛予防のためにも、
規則正しく適度で良質な睡眠を
とるように心がけることが大切です。
日本人の平均睡眠時間は6〜8時間が
適切と言われていますが、
適切な睡眠時間の量については個人差があり、
明確な基準を設けることはできません。
日中にあなたが快適に活動できることを
目安時間とすると良いでしょう。
睡眠不足から起きる症状かも?…この症状に注意!早めに病院へ
近年、睡眠に関連した多くの症状が
問題となっています。
その諸症状をいくつかご紹介していきます。
一般に的に睡眠時間が6時間未満になると、
翌日の日中に強い眠気を感じることが
多くなります 。
こうした睡眠不足が続くと、
日中の慢性的な眠気が起こり、
疲れやすくなったり、
集中力や注意力が低下したり、
ちょっとしたことでイライラなどが起こって、
日常生活に支障が出てきます。
また、不眠のある人、
睡眠が極端に短い人や長い人では、
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
などの生活習慣病が起こりやすくなっています。
睡眠不足は
- 食欲を高め、肥満の原因にもなる
- 動脈硬化
- 心臓病
- 脳卒中
などを発症する危険性が高くなります。
原因は明確にはわかっていませんが、
不眠のある人や睡眠が極端に
短かったり長かったりする人は、
うつ病になりやすいとされています。
このように、睡眠はこうした病気の
なりやすさと関連していることが
言えるでしょう。
睡眠不足は体にどんな影響を引き起こすか?医師が語る寝不足の恐怖!
毎晩十分な睡眠が取れないと、
どのような悪影響があるのでしょう?
短期的には、疲労により一日を
切り抜けることが困難になります。
時間が経っていくと、
睡眠不足は様々な問題をもたらします。
肉体的にも精神的にも
健康に様々な悪影響を引き起こし、
命を脅かす可能性もある慢性的症状の
リスクが起こり得るかもしれません。
- 増大するストレス
- 免疫システムの弱化
- 体重増加
- 認知機能の障害
- 気分の変動
- 血圧の上昇
- 事故増加のリスク
- 慢性疾患のリスクの増大
このようなリスクが睡眠不足には
伴ってくるのです。
夜どれくらいの睡眠を取るかは、
他のいろいろなことに比べれば
大したことは無いように思いがちですが、
短期的にも長期的にも健康に
重大な結果をもたらす可能性があります。
1日6~8時間というのは、
積極的に取り組むべき特別な意味を
持つ数字であることを理解してください。
もし呼吸の問題で眠ることが難しかったり、
寝ている間にいびきをかいている
自覚があったりする場合、
一番良いのは医者に診察してもらい、
その原因を特定することです。
このような呼吸の病気で
知っておくべきもののひとつには、
睡眠時無呼吸症候群があります。
睡眠中に気道がふさがり
酸素の流れが妨げられる状態
のことを指します。
自分が治療を必要としている状態であることに、
気がついてさえいない可能性もあります。
まとめ
今回は、睡眠不足が引き起こす
体への悪影響についてお話してきました。
忙しい現代人にとっては、
睡眠時間を確保することは
難しいことなのかも知れません。
毎日は難しくても、
意識して睡眠時間をとるようにすることが
大切ではないでしょうか。
自分の体は自分がケアし、
守っていかなくてはなりません。
忙しい現代だからこそ、
自分の健康のためにも、
この機会に睡眠について本気で考えて、
あなたの体を大切にしてあげてください。