睡眠前に音楽を聴くことは、
睡眠の質の向上という点では
その効果が高いとされています。
最大限に睡眠効果を上げるためには、
選曲がとても重要です。
脳内にα波を発生させやすいとして
効果的なのは、歌詞の入っていない曲、
すなわちオフボーカルの曲と言われています。
歌詞が入っている音楽は、
気分転換をしたい時やストレス解消には
効果が高いとされます。
ただし、睡眠時に聞くと
歌詞の内容に意識がいくため、
脳がリラックスモードに入りにくく
なってしまいます。
歌詞が入っていない
インストルメンタルの曲がおすすめです。
また、次のような曲もオススメです。
1.抑揚が少なく穏やかなトーン
極端な音の強弱がなく、
ゆったりしている曲。
音色が心身を優しい気持ちにしてくれます。
2.安静時の心臓の拍動のようなテンポ
安静時の鼓動のように、
一定でスローテンポな曲。
心身をゆったりさせてくれます。
3.自然に聴き流すことができる、
神経を刺激しないメロディー
すっと耳に入って聴き流せるようなメロディー。
頭に残らず、睡眠の邪魔をしない曲のことです。
4.長時間続く曲
約4分以上と、長めにつくられている曲。
聴くことでゆっくりと、徐々に
深い眠りにつくことができます。
5.4000ヘルツ以上の高周波音
モーツァルトのクラシック音楽や、
鳥の鳴き声、川のせせらぎなどの
自然環境に多く含まれている音です。
免疫系、ホルモン系、神経系に
よい刺激をもたらし、質の高い眠りを得る
助けになると考えられています。
睡眠に音楽おすすめ?ディズニーオルゴールでプリンセスメロディー!
オルゴールの音やクラシックミュージックも
睡眠を促してくれます。
ヒーリングミュージックのCDにも
多くの楽曲が採用されています。
上記は一般的に眠りやすい
とされている音楽ですが、
自分自身が聴いていて心地良く
感じるかどうかがなによりも大切です。
リラックスできて毎日聴ける音楽であれば、
効果があるといえるでしょう。
その中でも人気とされているのが、
ディズニーオルゴールシリーズです。
一度は聞いたことのある音楽が、
オルゴールの音色となって癒し効果抜群です。
2. 美女と野獣 プリザーブドフラワーオルゴール
睡眠に音楽の影響?副交感神経を優位に、リラックス効果状態を促す!
一般的に音楽を聴くと、
その音の情報が聴覚神経から
「延髄」などがある「脳幹」
を経由して
「聴覚連合野」
に届けられることによって、
脳は「音楽を聴いている」と認識します。
快眠効果のある音楽は、
高い周波音によって延髄を通っている
副交感神経を刺激し、
副交感神経を優位な状態にします。
そして、身体のリラックス状態を促し、
睡眠に適した心身状態に導きます。
これは、電気信号によって
睡眠をコントロールする「脳波」の
状態からも見て取ることができます。
心地よい音楽を聴いて
副交感神経が優位になると、
心身が安らいでいるときに見られる
脳波「α波」が高くなることがわかっています。
このことからも、
音楽には心身をリラックスさせ、
睡眠に適した状態にする力があるといえます。
「ストレスホルモン」とは、
ストレスの影響を緩和するホルモンの
総称のことです。
ストレスホルモンは、
主に不快感や怒りの情動をコントロールする
「扁桃体」の興奮状態が自律神経に伝わり、
交感神経が優位になると、
「副腎皮質」から分泌されます。
ストレスホルモンは
精神状態にも影響を与え、
不安感や焦燥感が悪化する原因です。
音楽を聴いて副交感神経が優位になれば、
ストレスホルモンの分泌を
抑えることができます。
それによって、眠る前に感じる不安や
緊張などが緩和され、
精神がリラックスした状態で
眠りにつくことができるようになります。
まとめ
今回は、睡眠と音楽についてお話してきました。
音楽と睡眠にはとても深い関係があり、
音楽の聴き方が睡眠の質を大きく
左右することがわかりました。
睡眠前、テンポが激しく歌詞がある音楽を
大音量で聴くと睡眠の質が下がって
眠りの浅さなどの睡眠障害につながります。
しかし、気持ちを落ち着かせて
脳内のα波を発生させてくれるような音楽は、
睡眠の質を高めて快適な眠りへ
といざないます。
音楽を上手く使って、
質の良い睡眠をとってみてください。