マネーの壺

マイホーム頭金平均相場!?購入するマイホームの額面の2割程度!?

 

家を購入する際には、

住宅ローンを組むと思います。

その際、購入価格の何割かを

金融機関から融資してもらうわけですが、

その融資の割合を決定する上で

重要となるのが頭金です。

頭金とは、購入時に払うお金のことです。

その金額が多ければ借入額を

減らすことができますし、

逆に少なければ借入額が増加します。

 

頭金を用意するメリットは4つあります。

  1. 住宅ローンが借りやすくなる
  2. 住宅ローンの金利が低くなる
  3. 月々の返済額が少なくなる
  4. 完済までの期間が短くなる

 

一般的に「頭金は価格の2割以上が望ましい」

と言われます。

これは住宅ローンで借りられる最大額を

住宅価格の8割までとする金融機関が多かったため、

2割は用意せざるを得なかったという

過去の事情が影響しています。

 

今は住宅価格の10割まで借りられる

住宅ローンも多くあり、

「頭金が2割ないとそもそも家が買えない」

ということはありません。

あなたのライフスタイルやライフプランに

あった金額を設定することが大切です。

 

マイホーム頭金いくら?マンション100万から戸建て500万以上!

 

2017年度 フラット35利用者調査を見てみると、

住宅の種別の資金調達内訳における

手持金(頭金)の平均額は以下の通りでした。

  • 注文住宅:651.1万円(19.4 %)
  • 土地付注文住宅:450.2万円(11.1%)
  • 建売住宅:302.0万円(9.0 %)
  • マンション:705.6万円(16.2 %)
  • 中古戸建:208.3万円(8.7 %)
  • 中古マンション:318.1万円(11.2 %)

( )内は資金調達内訳における手持金の割合

 

住宅種別によって金額に差がありますが、

購入価格の10%〜20%程を頭金として

支払っている数値です。

購入価格が3,000万円の場合、

300万円〜600万円ほどになります。

購入価格の10%〜20%をひとつの基準として

考えて見るといいかもしれません。

 

マイホーム頭金の貯め方?会社の福利厚生制度利用、定期積立、節約!

 

ではみんなどうやって頭金を貯めているのか、

気になりますね。

注文住宅を建てた人に頭金の貯め方を

聞いたデータによると、

「コツコツ貯めた」人が圧倒的に

多いことが分かりました。

回答者の声を聞いてみると、

「給与天引きの積み立てで強制的に

毎月貯めて1年半で150万円ほど貯めました」

「前月分の給料の残額はすべて

別の口座に移して貯蓄しました」

「給与振込口座とは別口座に

一部を自動振り込みして、

住宅用の貯蓄口座にしました」

など、頭金づくりを意識して

計画的に貯蓄している

人が目立っていました。

 

なかには「電気はこまめに消す。

水は出しっぱなしにしない。

食べ物を無駄にしない。

これで月1万円くらい節約できました」

という強者もいました。

 

やはり「いつか頭金が貯まったら家を買おう」

と漠然と貯蓄するよりも、

短期間で集中して貯蓄に励むのが

頭金づくりのコツかもしれません。

 

まとめ

 

今回は、マイホームの頭金について

お話してきました。

 

住宅購入時に頭金をある程度確保することは、

住宅ローンの返済負担を軽減し、

担保割れや金利上昇のリスクを

抑えられるメリットがあります。

 

しかし、手持ちの貯蓄をすべて頭金や

住宅購入の諸費用に充ててしまうのは

やめた方がよいでしょう。

住宅を購入した直後は家電や家具を新調したり、

なにかとお金がかかります。

 

それに手元の貯蓄がゼロになってしまうと、

自分や家族が病気やケガをしたときに

対応が難しくなるリスクも高まります。

人によって必要な金額は異なりますが、

一般的には「毎月の生活費の6カ月〜1年分」

手元に残して置いた方がよいと言われています。

 

ある程度の金額を手元に残しておくことで、

住み替え後も万一に備えた生活が

可能になるでしょう。

マイホーム購入のお役に立てればと思います。

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