初めて資産運用をする場合、
一度は誰かに相談をするほうが良いでしょう。
相談する時には、一度も資産運用を
おこなっていなくても、ほとんど
知識がない状態でも問題はありません。
しかし、相談するのであれば
その時間をより豊かにするために、
最低限やっておくべき事があります。
- 資産運用の目的を決める
- 現在の資産状況を確認しておく
- 資産運用の基礎知識について理解しておく
この3つです。
ひとつずつ掘り下げていきましょう。
資産運用の目的を決める
相談される側は、資産運用の目的が
定まっているとそれに合わせて
金融商品を提案し、的確なアドバイスを
しやすくなります。
目的が決まっていないまま相談をすると、
そもそも何のために資産運用がしたいのかを
相談相手が聞き出すために時間を
浪費してしまうことになります。
現在の資産状況を確認しておく
現在貯金がいくらあるのか、
毎月の出費がいくらあるのかを把握しておけば、
相談された人もどのくらいのお金を
資産運用に回すべきかより分かりやすくなります。
基本的に資産というものは、
3つの分類に分けられます。
1つめは生活に必要な資産です。
投資してはいけない資金になります。
2つめに緊急時に必要な資産です。
こちらも万が一に備えて取っておくべき資産です。
3つめの当分使うことがない余裕資産
だけを使って、資産運用はおこなう必要があります。
自分で振り分けが難しい時には、
相談する相手に資産の状況を伝えれば、
資産を分類し、余裕資産がいくらあるか
判断したうえで的確なアドバイスをしてくれます。
資産運用の基礎知識について理解しておく
最低限の知識だけでも理解しておけば、
相談がスムーズに進みやすくなります。
また、基礎的な知識を知っているのであれば
何も知らないより相談相手からのアドバイスも
理解が深まりやすいでしょう。
ボクの資産運用がはじまるぞ!…えっとどこに相談窓口ってあるんだ?
次に、実際に資産運用の相談ができる
場所についてご紹介していきます。
資産運用の相談ができる代表的な場所としては、
以下の3つが挙げられます。
- 銀行
- 証券会社
- 保険会社
銀行で相談するメリットは、
いつも利用している銀行であれば、
銀行側が資産状況を把握しやすいので
自分の資産状況に合った資産運用を
提案してもらいやすくなります。
デメリットとしては、取り扱っている商品が
少ないので提案のバリエーションが
少なくなる可能性があります。
また、取り扱う商品の手数料が高めに
設定されていることが多いことです。
銀行で資産運用の相談をする場合は、
手数料が高い金融商品を勧められる可能性が
あるので気をつけましょう。
証券会社で相談するメリットは、
銀行よりも多くの金融商品を
扱っていることが多く、様々な
金融商品を勧めてもらうことができます。
デメリットは、あなたに合った
他の金融商品があるのにも関わらず、
証券会社の都合で金融商品を
勧められる可能性があることです。
保険会社のメリットは、
保険以外の特定の金融商品に対する
アドバイスを受ける際に中立的な
意見が聞きやすい点があります。
あくまで、保険に加入している人への
サービスの一環として資産運用の
アドバイスをしてくれています。
デメリットとしては、担当者が必ずしも
資産運用のプロではないということです。
投資に対する専門知識がなく根拠のない
アドバイスをされてしまう可能性があります。
資産形成の方法etc何でもお答えします!はじめは誰でも初心者です!
資産形成とは、運用するほどの
資産がない人が、運用するための
土台となる資産を作ることをいいます。
積極的に資産を増やす必要があるため、
攻めの姿勢も重要となります。
資産形成が必要な理由は、
老後の生活費を確保するためです。
日本人の平均寿命は毎年伸びており、
2018年時点では男性で約81歳、
女性で約87歳です。
平均寿命はこれからも伸び続け、
ゆくゆくは人生100年時代に
突入するともいわれています。
資産形成は、できるだけ早い段階で
スタートするべきでしょう。
資産形成を行う期間が長いほど、
より多くの資産を構築できるためです。
資産形成をするときは、
以下3つの要素に着目する必要があります。
- 積立期間
- 適用金利
- 積立金額
資産形成をするには、毎月の収支を黒字化して、
余剰を作る必要があります。
貯蓄が苦手な人でもできる資産形成として
おすすめできる方法には以下のようなものがあり、
複数の方法を組み合わせることで、
より効果的な資産形成が可能になります。
資産形成の方法
- 財産形成貯蓄制度(財形)
- 積立定期預金
- 貯蓄型保険
- 個人年金保険
- 学資保険
- 低解約返戻金型終身保険
- 外貨建て保険
- 変額保険
- 確定拠出型年金
- つみたてNISA
まとめ
今回は、資産運用および資産形成について
お話してきました。
お金はいくらあっても困りませんが、
無い袖は振れません。
増税や物価の上昇は今後も続きます。
汗水流して得たお金を、
いかにして長生きさせるかが、
豊かな老後を過ごす鍵となってきそうですね。