子育ての壺

赤ちゃんの便秘と母乳の関係!赤ちゃんが便秘になった時の対処法は?

 

 

赤ちゃんは実は便秘になりやすい

ということを知っていますか?

まだしゃべることのできない赤ちゃんは、

自分でおなかの不調を伝えることができません。

パパ・ママが異変に気づいて

適切な対処をしてあげたいものですね。

 

大人ならば、自分の感覚で

「最近便秘気味になっているな」

と判断できます。

しかし、赤ちゃんはそういうわけにはいきません。

目安として、赤ちゃんが次のような

状態になっていたら便秘かもしれません。

 

  • いつもよりウンチの回数が減っている
  • 下腹部がいつもより張っている・固い
  • ウンチが固い
  • ウンチが少量
  • 母乳やミルクを飲みたがらない、
    飲んでもすぐに吐いてしまう
  • ウンチをしようとする傾向がみえるのに
    痛がったり、泣いたりする
  • おならがいつもより臭い

 

注意点として、赤ちゃんの排便ペースには

個人差があります。

そのため、単純に

「○日間ウンチをしてないから便秘だ」

と決めつけないようにしましょう。

普段の排便回数や頻度とくらべて

判断することが大切になります。

 

一般的に、母乳栄養の赤ちゃんは

ミルクの赤ちゃんに比べて便の回数が多めです。

しかし、母乳栄養の赤ちゃんで

生後間もない場合には、便秘の原因として

最初に考えなくてはいけないのは

「母乳不足」です。

 

ミルクの場合は飲んだ量がはっきりわかるので、

おおまかな目安であるミルク缶に記された

調乳の1日量と比較すれば少ないかどうか

判断できます。

しかし、母乳の場合は、なかなか飲んだ量が

把握できません。

 

仮に母乳の分泌が赤ちゃんの

必要としている量に足りていないと、

常に不足していることになります。

そうすると、カスとして出る便の量も減って、

いつも便秘ということになります。

 

赤ちゃんが便秘時の対応!ママがやるべきこと!病院へ行く症状の目安は?

赤ちゃんがいつも通りウンチをしていないと、

パパ・ママは心配になりますよね。

「すぐにでも病院で診てもらったほうがいいのかな?」

と考える方も少なくないでしょう。

 

しかしながら、過剰に心配をする必要はありません。

なぜなら、赤ちゃんは成長とともに

腸が発達していきます。

そのため、一時的に便秘になることがあるのです。

1日、2日ウンチが出ない場合でも、

食欲があって元気に過ごしているのであれば、

少し様子をみて下さい。

それでも解消しない場合には

病院に連れていくようにしましょう。

 

ただし、以下のような場合には、

便秘の背後に病気が隠れていたりすることも

考えられます。

その場合には、すぐに病院で受診しましょう。

  • 生まれた直後からずっと便秘が続いている
  • ぐったりしていて、熱や嘔吐がある
  • 排便時に痛みをともない出血するほどウンチが固い
  • おなかがパンパンに張っている

 

赤ちゃんが便秘になったらミルクを見直してみよう!それ適量ですか?

市販の育児用ミルク(粉ミルク)は、

どれも「母乳に近いこと」を目標に

作られています。

 

そのため、便の状態や回数については、

母乳と比べて大きな差はなくなってきています。

しかし、各社各製品ごとに

特徴を打ち出しているので、

若干組成が異なっています。

そのため、赤ちゃんによっては、

ミルクの銘柄を変えると便秘になったり、

逆に軟便になったりすることもあります。

ただし、便秘や軟便の原因が必ずしも

ミルクによるものとはかぎりません。

 

粉ミルクの場合は、欲しがるからといって

月齢に不相応な量を飲ませてしまうと、

赤ちゃんの腸には過剰なカルシウムが

流れ込んでしまい、便秘の原因に

なってしまいます。

 

ミルクの缶には、月齢や体重ごとの

目安量が必ず書かれています。

飲み過ぎていないかチェックしてみましょう。

飲み過ぎの場合は適量に戻し、

不足の水分は白湯や麦茶、糖水などで

補うようにしましょう。

 

一方、母乳の場合は心配無用です。

あげる時間の感覚や量に囚われることなく

好きなだけ飲ませて大丈夫です。

 

まとめ

 

今回は、赤ちゃんの便秘について

お話してきました。

母乳不足や、粉ミルクの合う合わないなど、

赤ちゃんが便秘になる原因は

いくつかありました。

 

しかし、個人個人排便のリズムや具合は

異なりますので、お子さんの様子を見ながら

対処をしていきましょう。

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