柿には栄養が豊富に含まれていて、
「柿が赤くなれば、医者が青くなる」
と言われるほど栄養価が高く健康食品として
非常に優れているとされています。
その中でも、
筋肉にとっても欠かせないミネラルである
『カリウム』が豊富に含まれています。
カリウムにはナトリウム(塩分)を
排泄する役割があり高血圧の予防に
効果があると言われています。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを
防ぐ働きもあります。
逆に不足すると、筋肉が弱り、
障害を起こしてしまうのです。
また、柿はビタミンAとCが
豊富に含まれています。
柿のどの品種にも
- ペクチン
- βカロテン
- β-クリプトキサンチン
- ゼアキサンチン
- リコピンなどの
- カロテノイド
- ビタミンC
を多く含んでいます。
ちなみに、ビタミンCは柿1個で
一日の必要量をほぼまかなえるくらい
含んでいるそうです。
疲労回復、かぜの予防、ガン予防、
老化防止に効果があります。
柿の栄養を子供にも!子供が喜ぶ柿レシピ!皮も上手に使って欲しい?
甘みと渋みのバランスが絶妙な柿は、
デザートはもちろん和食のおかずにも
ぴったりです。
いくつかレシピをご紹介していきます。
① 柿とほうれん草のごま和え
◆材料(大人2人分+子ども2人分)
柿 1個
ほうれん草 1/2束
【A】
すり白ごま 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
◆作り方
【1】柿は皮をむき、7mm角に切ります。
ほうれん草は耐熱容器に並べてラップをかけ、
電子レンジで2分ほど加熱します。
粗熱がとれたら水けを絞り、
2cm長さに切ります。
【2】ボウルに【A】を合わせてよく混ぜ、
【1】を加えて和えます。
※電子レンジの加熱時間は、
600Wの場合の目安です。
②柿のソフトクッキー
◆材料(子ども4人分)
柿 小1個(正味100g
バター 30g
砂糖 30g
卵黄 1/2個分
小麦粉 100g
グラニュー糖 適量
◆作り方
【1】柿は皮と種を除き、粗く刻んで鍋に入れ、
砂糖15gを加えて煮詰め、冷まします。
【2】ボウルにバターと残りの砂糖を
合わせてすり混ぜ、溶いた卵を
数回に分けて加えるます。
【3】【2】にふるった小麦粉と【1】を加えて混ぜ、
ひとまとめにして円柱形に整えます。
表面にグラニュー糖をまぶし、ラップに包んで
冷凍庫で15分ほど冷やします。
【4】5~6mm厚さに切って並べ、
170℃のオーブンで15分焼きます。
また、柿の皮にも栄養が豊富に含まれています。
柿をむいた後の皮は天日干しにして
カラカラになるまで乾燥させます。
オーブンやレンジ、ノンフライヤーを
使っても良いです。
乾燥させることで、保存もできますし
さまざまな使い方ができます。
皮を生で食べる場合は天ぷらや
きんぴらにすると美味しいです。
乾燥させた柿の皮は、そのままぽりぽりと
チップスとして食べてもいいし、
煮物や漬け物を作るときに入れておくと、
柿そのものの甘みでとても美味しく仕上がります。
砂糖を使う量が少しで済むので
お砂糖を控えたい方にはとてもおすすめです。
また、ミルやすりばちで細かく砕いたものは
ヨーグルトやサラダ等のトッピングに使えます。
また、お湯を入れてほんのり甘い
柿の皮茶にしてもとても美味しいですよ。
パンやお菓子を手作りしている方は、
パン生地に練り込んだり、
パウンドケーキやクッキーの生地に
入れたりしてもいいですね。
柿が赤くなると医者が青くなるほどの栄養ですが妊婦さんは気をつけて
妊娠中はあらゆる食べ物に
気を配らなくてはいけません。
体に良いとされる果物にも、
妊娠中にあまり食べてはいけない
ものがあります。
それは、身体を冷やしてしまう果物です。
妊娠中は冷えが原因で血行が悪くなったり
便秘になったりしがちです。
冷えは難産や逆子になるリスクを
高めてしまうとも言われているので、
気をつけなければいけません。
体を冷やしてしまう代表的な果物は、
- スイカ
- メロン
- パイナップル
- 柿
です。
ひとくちふたくち程度であれば
問題はありませんが、
定期的に摂取したり他の果物と同じように
摂取することは避けた方がいいでしょう。
まとめ
今回は、柿についてお話してきました。
柿には多くの栄養素が含まれ、
健康・美容効果が大きいとされています。
健康な体を維持するには、
睡眠や運動習慣、普段の食生活の
バランスなどが必要不可欠ですが、
食後のデザート、おやつの時間に
柿を取り入れてみてください。
身体の内側からも外側からも
“きれい”を手に入れましょう。