子育ての壺

里芋の離乳食に初挑戦!いつから食べさせて大丈夫?与える時期と注意点!

 

里芋は、離乳食中期(生後7~8ヵ月)から

食べさせることが可能です。

同じいも類でも、じゃがいもやさつまいもは

離乳食初期(生後5~6ヵ月)から

食べさせることができますが、里芋は

他のいも類よりも少し遅めになります。

 

その理由は、里芋特有の「ぬめり」にあります。

里芋はぬめりがあって粘り気が強いので、

離乳食初期の赤ちゃんにとって食べにくい

食材になるからです。

 

また、里芋はアレルギーのような反応を

起こしやすい食材です。

アレルギーの原因となる物質は

含まれていませんが、

かゆみや口がピリピリするといった症状

みられることもあります。

 

その原因は里芋に含まれる、

アセチルコリンという成分です。

この物質はアレルギーに似た反応を起こす

「仮性アレルゲン」です。

加熱やアク抜きをしっかりと行えば、

ほとんど心配ないものの、離乳食で

はじめて食べるときは少量をひと口から

与えるようにしましょう。

アレルギーのような反応を起こすと、

以下のような症状が出ます。

  • 目や粘膜が腫れる
  • 唇や口の中、口の周りが赤くなり痛みをともなう
  • 咳がでる
  • 背中などに発疹がでる

このような症状やいつもと違った様子の場合は、

速やかに医療機関で受診することをおすすめします。

 

旬のぶりの離乳食はいつから大丈夫?DHAたっぷり!ぶりの栄養と注意点

離乳食に魚を取り入れるときは、

白身から始めていきます。

 

その次に赤身、青皮魚と順に

進めていくとよいです。

赤身魚に分類されるぶりは離乳食後期以降で

取り入れていくママが多く、完了期には

53.4%のママが取り入れているようです。

 

厚生労働省の資料によると、

ぶりを含む赤身魚は離乳食後期の9~10カ月頃に

与え始めているママもいるようです。

ぶりは青魚の中でも特に栄養面が優れている

と言われています。

良質なたんぱく質をはじめ、脂肪、

ビタミンB1、B2、ビタミンDをバランスよく

含んでいるからです。

 

また、ぶりにはDHA、EPAなどの

不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

DHAは脳の成長を助ける働きが、

EPAには血管をサラサラにする効果がある

と言われています。

 

ぶりをあげる時には注意が必要になります。

鮮度の悪い青魚はアレルギー成分である

「ヒスタミン」が生成されている可能性もあるので、

ぶりを買うときは鮮度の良い物を選び、

初めて食べさせる際はまずひと一口

食べさせてみて様子をみましょう。

 

また、ぶり自体でもまれにアレルギー反応が

出る場合がありますので、初めて

食べさせる場合には注意が必要です。

 

離乳食のえびはいつから大丈夫?気になるアレルギーや料理法について

えびを含む甲殻類のアレルギーを持つ人は、

大人にも多く見られます。

そのため、ママ・パパとしては赤ちゃんに

えびをいつから食べさせていいのか、

気になりますよね。

 

甲殻類アレルギーは、赤ちゃんの年代で

起きることは少なく、大人のほうに

発症者が多く見られます。

 

しかし、赤ちゃんでもアレルギーが起こる

可能性はあるため、えびを初めて与えるのは、

1歳を過ぎた離乳食の完了期以降にするべき

という意見が多く見られます。

 

えびという食材は、高タンパクで

低脂肪なのが特徴で、ビタミンEや

ビタミンB12などの栄養素を多く

含んでいます。

 

しかし、えびを食べることで得られる栄養素は

他の食品で補うことができるため、

赤ちゃんにとってえびは、栄養面から

必ず食べなければいけない食材

という訳でもありません。

 

えびを赤ちゃんに食べさせるときは

甲殻類アレルギーへの注意が必要です。

えびだけでなく、かにを食べることでも

発症する甲殻類アレルギーは、

えびの身に含まれる「トロポミオシン」

というタンパク質によって起こります。

 

赤ちゃんが甲殻類アレルギーを

発症するケースはまれですが、

えびを食べたときに蕁麻疹や

口の周りの腫れなど、

いつもと違う様子が見られたら

甲殻類アレルギーの可能性があります。

 

そのため、赤ちゃんにえびを初めて与える場合は、

えびせんべいなどの加工品を少量だけ食べさせ、

その後、赤ちゃんの体に異変が見られないか、

様子を見ましょう。

 

えびは、「プリプリ」とよく表現されるように、

加熱すると弾力が出ます。

この弾力は大人にとっては特に

脅威ではありませんが、赤ちゃんは、

噛み切れずに喉に詰まってしまう

おそれもあります。

 

そのため、赤ちゃんにえびを与える場合は、

すり潰すか、ミキサーで細かくしてから

与えてください。

 

まとめ

 

今回は、離乳食の食材について

お話してきました。

初めてあげるものは何でも注意が

必要になるのが離乳食です。

我が子のことを守れるのは、

親であるあなたですから、

しっかりと調理し、月齢にあった食材を

食べさせてあげてください。

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