ダイエット

硬水と軟水の基準とは?水の硬度ってナニ?名水百選の選定基準とは?

 

水には主に、

カルシウムイオンと

マグネシウムイオン

という成分が

含まれていています。

 

水1000ml中に溶けているカルシウムと

マグネシウムの量を表わした数値を、

「硬度」といいます。

 

WHO(世界保健機関)の基準では、

硬度が120mg/l以下を「軟水」、

120mg/l以上を「硬水」としています。

 

簡単にいうと、カルシウムとマグネシウムが

比較的多く含まれる水が「硬水」です。

東京の水道水の硬度は60mg/l前後で

「軟水」になります。

ミネラルウォーターのエビアンの硬度は、

304mg/lなので「硬水」になります。

 

また、一般的には、

硬度0~100mg/lを「軟水」、

101~300mg/lを「中硬水」、

301mg/l以上を「硬水」に

分けることが出来ます。

 

見た目は同じ「水」ですが、

まろやかに感じたり重々しく感じたり、

水にも風味があるのはこのためです。

 

成分の違いから、

一般的に「軟水」は口当たりが軽く、

「硬水」はマグネシウムが多いほど

しっかりした飲みごたえを感じるようです。

硬度=(カルシウム量mg/l×2.5)+

(マグネシウム量mg/l×4)

 

名水百選についてご説明していきます。

環境省(当時環境庁)で昭和60年3月に、

全国各地100ヵ所の湧水や河川を

「名水百選」として選定したものです。

 

全国に多くの形態で存在する清澄な水について、

その再発見に努め、広く国民にそれらを紹介し、

啓蒙普及を図るとともに、

このことを通じ国民の水質保全への認識を深め、

併せて優良な水環境を積極的に保護すること等

今後の水質保全行政の進展に資することを

目的としています。

 

硬水と軟水の「使い分け」で料理をワンランクUPさせる技教えます!

 

軟水はクセが少なく飲みやすい、

硬水は苦味があるなど、

硬度によって水の味も変わってきます。

特に料理は、水の味が大きく影響します。

ここでは軟水・硬水の特徴を料理に

生かす方法を紹介します。

 

軟水

日本は軟水が多いため、

和食にも軟水が適しています。

特に白米を炊いたり出汁を取ったりする場合は、

クセの少ない軟水がおすすめです。

ミネラルウォーターや天然水を使用すると、

カルキ臭も少なくなります。

1.和食

和食を作る場合は軟水が適しています。

軟水は米や野菜を柔らかくする作用があり、

出汁を利かせる料理にも向いています。

煮物など、具材に味を染み込ませる料理にも最適です。

2.炊飯

軟水は米に浸透しやすいため、

米がふっくらとしてつややかな

炊き上がりになります。

3.緑茶

緑茶を入れる場合は軟水を使いましょう。

硬水では緑茶独自の風味を

楽しめないことがあります。

 

硬水

ミネラルが多い分味にもクセがある硬水ですが、

パスタやパエリアなどの料理は硬水を使うと

おいしく仕上がります。

また、煮崩れを防ぎたいメニューにも有効です。

1.肉などの煮込み料理

硬水は硬い肉を柔らかくして

臭みを取る効果があります。

これは硬水に含まれるカルシウムが

肉を硬くする成分と結びつき、

灰汁となって排出されるためです。

そのため、ビーフシチューやテールスープなど

肉を使った煮込み料理やスープには

硬水がおすすめです。

2.パエリア

パエリアやチャーハンにもおすすめです。

硬水に含まれるカルシウムは

食物繊維を硬くする効果があるため、

粘り気のないパラッとした

仕上がりになります。

普段は水道水(軟水)で炊いているお米を、

硬度の高いミネラルウォーターで炊いてみましょう。

3.パスタ

パスタをゆでる水は硬水が適しています。

硬水を使うと、水に含まれるミネラルが

パスタのデンプンと結合して硬くなり、

麺にコシが出ます。

一般にパスタをゆでるときは

お湯に少量の塩を入れますが、

これも塩のミネラルとパスタの

デンプンを結合させ、

コシを出すための工夫の一つです。

また、パスタの本場・イタリアでも

パスタは硬水で調理されています。

 

硬水と軟水の「使い分け」はダイエットにも?まずは硬水でお試しあれ

 

水ダイエットで、

ミネラルウォーターを選ぶ時は「軟水」と

「硬水」のどちらがいいのでしょうか。

結論からいうと、どちらでもOKです。

 

軟水と硬水の定義は、

日本とWHO(世界保健機関)で違いますが、

水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量が

少ないのが軟水、多いのが硬水と

覚えておくとよいでしょう。

 

軟水の特長は、日本人の体に馴染みやすく、

まろやかで浸透性に優れていて、

新陳代謝を促し老廃物の排泄が早くなります。

硬水の特長は、口当たりが重く、

マグネシウムにより、

便を柔らかくして排泄をスムーズにする働きと、

カルシウムにより、胃腸を刺激し、

便通を促す作用や脂肪の吸収を

抑制する働きがあります。

 

軟水と硬水、あるいは銘柄の味の好みによって、

続けられる水を選ぶことがポイントです。

一日に人間の体から出ていく水分の量は、

おおよそ、呼吸で400ml、

皮膚からの蒸発で600ml、

便や尿で1200ml失われているそうです。

 

食事や代謝で発生する水分を考えると、

自分の体重の4%を目安にし、

喉の渇きや汗をかいたら、

素早く飲むようにします。

 

特に就寝中は水分補給ができないため、

起きがけにしっかりと飲みましょう。

 

また、就寝間近に飲むと睡眠の妨げになるので、

2時間前までに飲み終えるようにします。

一度に沢山飲むより、少量をこまめに飲んだほうが、

飲みやすく体にも負担がかかりません。

 

まとめ

 

今回は、軟水と硬水についてお話してきました。

生きていく上で欠かすことの出来ない水ですが、

種類があり、成分や体に及ぼす効果も

違っていることがわかりました。

 

あなたの生活の中で、

何を重視して水を選ぶか考えてみては

いかがでしょうか。

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