健康(身体・心)の壺

抜け毛の原因は貧血?!ちょっと待って!気になる抜け毛の原因かも?

 

鉄分が足りないと健康な髪が

育つことはできません。

その理由は頭皮の酸欠と栄養不足にあります。

 

髪は、毛根にある毛母細胞が細胞分裂して

成長していきます。

それに必要なのが十分な酸素と栄養なのです。

 

酸素を運ぶヘモグロビンが不足しているために、

頭皮が慢性の酸欠状態になってしまうのです。

 

また、食生活が原因の貧血の場合は、

栄養も不足しているため健康な髪を

作る材料が不足してしまいます。

 

そうすると、髪の成長が妨げられて

その上抜けやすくなり、

新しい健康な髪も作られなくなるため、

薄毛になってしまうのです。

 

皮膚や髪の毛、消化管などは、

もともと代謝が速い部分なので、

代謝が低下するといちばん最初に

調子が悪くなります。

 

髪が抜けたり、頭皮や皮膚に

かゆみやかさつきが出たり、

胃腸がもたれやすくなったり……

 

貧血は体調に不調をきたすだけではなく、

抜け毛の原因にもなるのです。

 

貧血が原因の女性の病気や症状…女性に貧血が多いのは何故なのか?

 

2015年の厚生労働省の調査によれば、

日本人女性の約10人に1人は貧血

であることが分かっています。

 

その中でも、月経のある女性に絞ると

その数は5人に1人という多さです。

貧血というと「血が少なくなる」

というイメージを持つ人がいますが、

血液そのものの量は変わりません。

 

貧血とは血液中の、「赤血球」の「量」と

「質」が低下している状態のことを

意味しています。

 

この状態になると、駅の階段を上るような

軽い動作でも動悸、息切れがする、

疲れやすい、顔色が悪くなる、

頭が重いなどの症状が出ます。

 

医療機関では、ヘモグロビンの値が

成人男性で「13g/dL未満」

成人女性で「12g/dL未満」

80歳以上の場合は「11g/dL未満」

で貧血と診断されます。

 

貧血の中でも、一番多いのが

鉄不足によって起きる「鉄欠乏性貧血」

というものです。

 

鉄欠乏性貧血になると、

貧血で起きる症状と併せて、

鉄不足そのものが体に起こす症状も

出ることがあります。

 

例えば、爪の変形、就寝時に

足がむずむずして寝付けない

「レストレスレッグス症候群」、

そしてまれな症状ではありますが、

氷を食べたくなるという症状が

出る人もいます。

 

乳児の貧血の原因は?気にしておきたい!注意力散漫などの症状に注意!

 

実は、乳児でも貧血にはなり得る

可能性があることはご存知ですか?

 

生後間もない乳児は、

母親からの母乳やミルクで鉄を得ていて

欠乏することはありません。

 

しかし、母乳に含まれる鉄は少なく、

人工乳(ミルク)もやや多いとはいえ

吸収率が低いため、4~5カ月ごろになると

鉄が不足していきます。

 

このあたりから離乳食が始まり、

食物から栄養を取るようになるのですが、

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない、

市販品で簡単に済ませる、

いつも同じメニューでは鉄が不足し、

その後、貧血になってしまう場合があります。

 

乳児期は体と脳が著しく成長します。

この時期に鉄欠乏があった人となかった人では、

知能の発達に影響するという報告もあり、

乳児期の鉄の摂取はとても重要なのです。

 

まとめ

 

今回は、貧血についてお話してきました。

女性に多く見られる症状ですが、

体が鉄分を必要としている

合図でもあります。

 

また、子どもの貧血には、

命に関わる別の病気も潜んでいる

可能性もあります。

 

原因としては、白血病、神経芽腫、

悪性リンパ腫といった小児がんなどがあります。

 

これらは重大な疾患であり、

気づきにくいので注意が必要です。

 

鉄欠乏性貧血は、自分や周囲の大人が

気づかないため見逃されやすく、

また軽く考えて治療していない人もいます。

 

しかし、意外な原因や症状があるので

気をつけましょう。

 

ただの貧血と侮ることなく、

おかしいなと思ったら医療機関の

受診をおすすめします。

RELATED POST