いくらと筋子の違いって何?
と聞かれて、ぱっと答えられますか?
急に聞かれると「えっ」と
思ってしまいますよね。
実はいくらと筋子
どちらもサケやマスの卵で
卵巣の中にある未熟な卵を
魚から取り出したものなんですね。
取り出したときに膜に包まれたままの
つながっている状態が筋子。
筋子の状態の卵をバラバラにしたものが
いくらと言われているんですって。
ぱっと聞かれるとびっくりしますが
ちゃんと知ってみると、結構なるほど…と納得した!
という人、割といるんじゃないですか?
いくらも筋子も基本的には塩漬けされていて
未加工の状態は生筋子として区別しています。
更に、東北だと、未加工品が筋子、
加工済みの筋子を腹子といいます。
うーんなかなか細かく分けられているんですね。
とはいえ元は加工しているかしていないかだけ
なので、なんとなくでも覚えておくと
後々も役立つこと間違いなしです!
いくらを筋子を使って作り方を学ぶ?筋子を洗い、1粒ずつほぐす!
そんなわけで、筋子をバラすことで
いくらが作れるということを学びましたよね。
それでは早速、市販の筋子を使って
いくらを作ってみましょう!
筋子を食べるとき、箸でとるのって
結構面倒で取りにくいと思っていませんか?
大丈夫!
コツを覚えてしまえば初めてだって
失敗しませんよ!
まずはちょっと温かめのお風呂40度位の
お湯に塩を入れていきます。
2リットルに大して小さじ山盛り1です。
このとき使うぬるま湯は、
ゆすぎに何度も使うことになりますので、
たっぷり使いましょう。
さっきの2リットルを数回に分けて
使ってくださいね。
きっちりでなく、だいたいで大丈夫ですよ。
次にぬるま湯に入れた筋子の膜が
ちょっと切れているところから指を入れます。
卵が表に出てくるように膜を裏返しましょう。
ぬるま湯に浸しつつ、親指でしごくように取ります。
あまり力はいらないのですが、
結構力を入れてもすぐに割れることはありません。
ので安心してガシガシ行っちゃってください!
白っぽく卵の色が変わるようなら
ちょっとお湯の温度を下げましょう。
焼き網などで膜をとることもできちゃいます。
こちらも力が多少入っても
壊れる可能性が低いので、ガンガンと
膜を取っていきましょう。
卵が全部外れたら、何度かお湯を変えつつ
汚れや薄皮、血合いなどを取っていきます。
優しく混ぜると、血合いなどが浮いてくるので
気にならないくらいまで取っていってくださいね。
あとはザルに卵を上げて5分ほど
水をしっかり抜けば下ごしらえの完成です!
元の味を見て、お好みの調味料に漬ければ
あなただけのいくらが完成します!
いくらと筋子の違いを、味で表現すると?筋子の方が、塩味が強い!
さあ、いくらと筋子の違い、もう大丈夫ですよね。
でも好奇心が強い人は更に言います。
「いくらと筋子の味って違うのかなあ?」
食いしん坊さん的には大事なポイントですよね。
先程も触れましたが、筋子はだいたい塩漬けです。
また醤油などのシンプルな味付けがよくされています。
一方、いくらはばらした後の味付けが
一般的なので同じ醤油でも調味料で調整され、
旨味が生きています。
というわけで、いくらと筋子の違いを、
味で表現すると筋子は塩漬けが多いので、
ややしょっぱめ、いくらは旨味を引き出す
醤油のしょっぱさとなります。
いくらは加工の手が筋子よりかかっているため
味にも力が入れられるという特徴があります。
もちろん筋子の塩味にも、市販品は手を加えて
味を工夫しているお店もあります。
一般的な味の違い、ということで
覚えておくと、困ることも少なくなりますよ!
まとめ
いくらと筋子の違いは、膜に入っているかいないか
この一点だけで、中身はほぼ同じものです。
筋子の膜を取ったいくらは、それだけ手間がかかり
味付けも複雑にできるので、少し高級です。
そして筋子の皮をとることで、自家製のいくらを
作ることもできます。
味付けも自分でできるため、
お好みの味を付けたい場合に、
加工してみるといいですね。