「ケフィア」
という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、ヨーグルト以上ともいわれる
おいしさをもつケフィアの効果・効能、
さらにはヨーグルトとの違い、
ご家庭での作り方などについて
詳しくご紹介していきます。
そもそも「ケフィア」とは、
ロシアのコーカサス地方で
伝統的に食べられてきた発酵乳のことで、
ヨーグルトに似ています。
特徴は、乳酸菌だけでなく酵母(イースト)も
含まれていることです。
「ケフィア」には、
さまざまな菌が含まれている
と言われています。
FAO(国連食料農業機関)の食品規格によると、
- 乳酸桿菌
- 乳酸球菌 乳酸球菌 属の菌
- 酢酸菌 属の菌
- 乳糖発酵性酵母
- 非乳糖発酵性酵母
のような菌が含まれているとされています。
しかし、ケフィアも製品によって
含まれる菌の種類や数は異なるようです。
そんなケフィアの効果を見ていきましょう。
- 腸内環境改善効果
- 抗菌効果
- 抗炎症効果
- 免疫力アップ効果
- 抗アレルギー効果
このような嬉しい効果があります。
女性のみならず、男性にも嬉しい効果といえます。
毎日続けてとることが効果的でもありますね。
ケフィア菌!まずは増やし方だ!お腹いっぱいヨーグルトで満たしたい?
体に嬉しい効果がたくさんあるケフィア菌ですが、
どのように増やせば良いのでしょうか。
ケフィアは一般的なヨーグルトよりは
酸味が少なく、マイルドな味と言われています。
ケフィアの中には、乳酸菌、酵母、
酢酸菌など複数の微生物が生きています。
それぞれの菌に活発に働く温度があるため、
発酵温度や時間を変えることによって
ケフィアの味も変わってきます。
一般的に、高い温度で発酵させる方が
酸味が強く感じられるそうです。
発酵時間については、
短い方が乳糖が残って甘みを感じられる
仕上がりになります。
長く発酵させるほどに酸味が強くなります。
発酵時間が長いとシュワシュワ感も
感じられるようになっていきますので、
いろいろ試して好みの仕上がりになる
温度や時間を見つけてみてください。
ケフィア菌増えた!つぎはヨーグルト作り!材料の準備は出来たかな?
ケフィアヨーグルトは、
種菌と牛乳さえあれば自宅で簡単に
作ることができます。
発酵温度が20℃~30℃と
ヨーグルトに比べて低いため、
春・秋は室温で十分発酵させることができます。
夏場・冬場など発酵を安定させたい場合には、
ヨーグルトメーカーを使用するとよいでしょう。
特に夏場は一気に発酵して
過発酵になり、酸味が強くなったり
分離したりしやすくなるので、
一年を通して同じ管理で簡単に作りたい
という方はヨーグルトメーカーの
使用がおすすめです。
4人分の材料
- 牛乳1パック(1リットル)
- ケフィア種菌1包
- 清潔な容器
- 清潔なスプーン
- ヨーグルトメーカー
作り方
1.容器とスプーンを洗浄。
熱湯や電子レンジなどで加熱して殺菌します。
2.清潔な容器の中にまず牛乳を入れ、
そこにケフィアヨーグルトの種菌を入れ、
スプーンでかき混ぜます。
3.容器をヨーグルトメーカーに入れ、
「発酵温度25℃」「発酵時間24時間」
にセットします。
4.できあがったケフィアを冷蔵庫にいれ、
冷やして出来上がりです。
※<ヨーグルトメーカーを使わない場合>
牛乳パックにそのまま種菌を入れると簡単です。
気温が高い時期は日陰や涼しい場所に移動させ、
気温が低い時期はタオルで巻く、
ぬるま湯であたためるなどすることで
上手く作ることができます。
注意事項
1.ケフィア菌は開封後一度で使いきってください。
2.一度作ったケフィアヨーグルトで
株分け等はしないでください。
空気中には沢山の雑菌があり、
それが混じり、発酵を繰り返すごとに
雑菌も増殖します。
3.購入したケフィア菌も冷蔵庫保管してください。
まとめ
今回は、ケフィア菌について
ご紹介してきました。
体にとって嬉しい効果が盛りだくさん
あることがわかりましたね。
毎日の生活の中に、
取り入れてみてください。
きっとあなたの健康のお手伝いを
してくれることでしょう。