アレルギー性鼻炎(花粉症)は
空気中を浮遊する花粉やハウスダストなどの
原因物質「アレルゲン」が鼻粘膜に
付着することで発症し、風邪とは発症の
メカニズムが異なります。
花粉症と風邪の症状は似ている
といわれますが、よく比較してみると
両者には大きな違いがあります。
アレルギー性鼻炎(花粉症) | 風邪 | |
鼻水 |
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1日の症状の変化 |
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鼻水以外の症状 |
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期間 | 2週間以上 | 10日程度 |
1番の大きな違いとしては、
鼻水と言えそうです。
さらっとした透明な鼻水であれば、
花粉症の可能性が高くなります。
秋の花粉対策?早めにマスクして、部屋を加湿、のどを乾燥から守る!
秋の花粉症には、ケアがとても大切になります。
今すぐできる花粉症ケア
マスク | マスクは吸い込む花粉の量を減らし鼻の症状を少なくさせる効果が期待されます。 |
うがい | うがいをすることで、のどに流れた花粉を除去しましょう。 |
服をよく払う | 外出先から帰ってきた際や洗濯物を取り込んだ際には、衣服の表面についた花粉をよく払いましょう。 |
洗顔 | 外出から帰ってきた際には、洗顔を行い、顔についた花粉を落としましょう。 |
また、加湿することも花粉症には
有効な方法です。
空気が乾燥することで、
のどや鼻・目の粘膜が傷つき
正常な働きをすることができず、
花粉症の症状が悪化する原因となります。
低湿度になることで、
浮遊花粉レベルが高くなり、
加湿器を使用することで空気中を
浮遊する花粉を水分を吸った重みで
床に落とすことができます。
40〜60%の適正湿度を保つことで
鼻の内側などの粘膜を守り、
花粉の落下を早めることができます。
しかし、加湿はあくまでも1つの手段であり、
落とした花粉はしっかり拭き取らないと
再度空中に舞ってしまう可能性もあります。
空気清浄機や掃除機の活用、
濡れたぞうきんでのお手入れも大切です。
雑巾がけが大変でしたら、自動で
床を掃除してくれる便利なロボットも
おすすめです。
秋の花粉の飛散時期?原因はヨモギ・ブタクサ、8月~10月に飛散!
秋の花粉症は特に注意が必要です。
夏から秋にかけて花粉の飛散シーズンを
迎える植物にはキク科のブタクサや
ヨモギなどがあり、全体の15%の人が
この季節に目や鼻の症状を訴えているのです。
秋の花粉症の原因のひとつ、
ブタクサ花粉は花粉の粒子が小さいため、
気管に入ってぜんそくのような症状を
引き起こすケースもあります。
キク科植物の場合、スギ・ヒノキと同様に
鼻や目に症状が起こるのが特徴です。
ただし、ブタクサとヨモギの花粉による症状が
必ずしも合併するとは限りません。
ブタクサは北米原産ですが
日本全国の道端や空き地、土手などに
よく見られます。
また、草餅でおなじみのヨモギは
日本全国の道端や野山に分布しています。
散歩やジョギングをするときは、
こうした場所に気をつけましょう。
花粉の特徴によって症状が変わる場合もあります。
気付かずに放置してしまうと大変なので、
鼻ムズを感じたら早めの対処が必要です。
<ブタクサの飛散時期>
東北…8月中旬~10月中旬/
うち9月上旬が非常に多く、
9月中旬~9月下旬もやや多め
関東…7月中旬、8月~12月/
うち8月下旬~9月下旬が非常に多く、
8月中旬~10月上旬もやや多め
関西…8月下旬~10月中旬/
うち9月中・下旬がやや多め
<ヨモギの飛散時期>
東北…8月中旬~10月下旬/
うち9月上旬が非常に多く、9月中旬もやや多め
関東…7月下旬~11月中旬、12月中旬/
うち9月中旬が非常に多く、8月中・下旬、
9月下旬もやや多め
関西…8月下旬~11月中旬/
うち9月中旬~10月上旬がやや多め
まとめ
今回は、、秋の花粉症についてお話してきました。
鼻のムズムズや目のかゆみなど、
花粉症で悩まされている人は
たくさんいますよね。
少しでも花粉症の症状が軽く済むように、
対策をしたり、飛散時期に注意をしたりと
対策をしてみて下さいね。